JR東日本クロスステーション(東京・渋谷)も、次世代の飲料自販機の展開に取り組んでいて、中央にタッチパネルのモニターがあり、カメラで前を通る人を年代や性別などで認識して、その人にあったお薦めの商品を、提案するということに取り組んでいます。駅員やバイヤーのおすすめランキングも紹介されたり、「トイレの場所を教えて下さい」と話しかけると、パネルに場所が表示されるなど、駅構内の案内にも対応します。こうなるともはや機械という感じではありませんよね。
ものの売り方もどんどん変わってきています。特に、リアルとインターネットの境目が、どんどんなくなってきている印象がありますね。これを「企業の売り方」から「顧客の買い方」に、目線を変えると、ビジネスチャンスが見えてきます。
ユーザーが欲しい物を探す時も、買う時も、そして受け取る時も、ネットとリアルの区別なく、「シームレス」に行動するようになるでしょう。そうなると、どこで売るのか、ではなく、どうやって便利に探し出してもらえるのか、どうしたら、ユーザーが便利に買うことができるのか、という目線で、販売場所を設定してく姿勢が、企業側には求められるようになっていくのです。
(※本記事は、メルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』2021年10月5日号の一部抜粋です。続きをお読みになりたい方は、ご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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