ペット連れ旅行の意外な落とし穴。犬や猫にストレスを与えない方法とは

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緊急事態宣言も明け、過ごしやすい季節にもなったことで旅行へお出かけしたいと思う方も増えているのではないでしょうか。しかし、ペットを飼っている方には旅行は意外とハードルが高いようで……。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ペット連れの旅行をスムーズに行う方法や施設について紹介しています。

ペット連れ

さて、本日は秋を一緒に楽しみたいお話。

今年はペットを連れて、出張や旅行に行きました。なにせ日本は15歳以下の子供よりペットの方が多い国。ペットを連れて旅行に行きたいと思う人も、同じように多いはず。

ようやく、秋とは思えない残暑が収まり、新型コロナの感染も下火になっているんですから、

・どっか旅行に行きたい!ペットも込みで

と思う人もいると思うんですよね。そういう計画を立てるのも楽しいものです。

今年、自分がペット連れで旅行に行くことになったためサービスや施設について調べてみたんですが、実に

・ペット連れは難易度が高い

ですね。子供の数より多くても、やはり動物とレジャーを楽しむとなると話は別ってことでしょうか。

ペット連れの旅でクリアすべき問題は、大きく分けてふたつ。

・移動 と 宿泊

ですね。まあ、そりゃそーか。食事はエサを持っていけばいいしそれ以外の怪我や病気になったら、とにかく動物病院に行くしかないもんね。

まず、移動について。これには、大きく分けて3つ方法があります。

・自動車

・公共交通機関1 電車

・公共交通機関2 飛行機

です。このうち最も自由度が高いのが、自動車です。ペットがクルマでの移動に慣れていれば、ホントに全く問題がありません。

・休憩するタイミングでオシッコ

・水を飲ませられる

・オモチャで遊んでいてもOK

・いつものベッドやクッションなどで寝ていられる

・鳴いても周囲が気にならない

などなど。ただ、

・遠方の場合には、運転がキツい

でしょう。クルマで行くのが常識的にありえない距離ということもあるので、そこは問題です。まあ、人間側の問題で、ペットにはあまり関係ないといえばナイんですが。

他方、公共交通機関の場合。メリットはなんといっても

・遠方でも連れて行ける

・移動時間が(クルマと比較して)短い

ということです。たとえば、福岡―東京間など、クルマで運転して行くとなったら、短い休憩時間を入れても15時間では着かないでしょう。ですが、飛行機なら1時間半です。圧倒的ですね。

デメリットは、やはり制約や条件の多さ。

・指定された材質・サイズのケージなどが必要

・移動中はペットをケージから出せない

・途中でオシッコ休憩を取れない

・鳴いたりすると周囲に迷惑

など。

とりわけ飛行機では

・客室と違う場所に格納される

・予約などが必要

・早めのチェックインが必要で、隔離される時間が長い

・ソレナリの運賃がかかる

・フライト自体がストレスで最悪死ぬこともある

・真夏と真冬は避けた方がいいとされる

・空港からの移動手段がさらに問題

などなど。

盲点なのが、空港へのアクセスなんです。おそらくバスや電車を使うことになるでしょうが、

・電車に持ち込むためには、コロコロ部分が無いこと

が条件なんです。そっかー、分かったよーって、いやいや、ちょっと待て。

飛行機に乗せるためには、ガッチリしていて、持ち手やコロコロがついているケージではダメなんです。なので、ケージは手で運ぶことはできないんですよ。

ところが、電車に持ち込むためにはコロコロ不可。

つまり、電車に乗せるためには

・手で運べる

・コロコロのない

キャリーケース・キャリーバッグ(おそらく飛行機用のケージとは違うもの)が必要になるんです。

…え?じゃ、飛行機用のケージはどうすんの??アレ?

というわけで、事実上空港からのアクセスは、

・自動車一択(タクシー含む)

ということです。

うむむ。目的地への道のりは遠いですね。

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