採用されたい、入社したいではなく、入社後にはこんな仕事をして、こうやって会社と社会に貢献したいのだということをイメージするの。それが明確になったら、その手前の関門である、「採用されるかどうか?」は自動的にクリアするんですよ。だって採用された後のことを考えているんですから、採用されないという選択肢はイメージから消えているんです。だからそれが叶うのですよ。
結婚したいではなく、結婚したら夫婦関係や家族関係をどうしたい、ということを考えると、その前提である「結婚できるかどうか」という問題は雲散霧消してしまうんです。
病気治しも同じで、病気が治るかどうか?どうやったら治るのか?果たして本当に治るのか?みたいなところで思考が終わっているからダメなんです。病気が治った後には、そこから長い長い人生が待っているわけで、そこにフォーカスする思考を持たなきゃダメなんです。
ですから、病気が治ったら何をするのか?その後の人生をどう生きたいのか?にフォーカスしたイメージを作るんです。
つまり思考の時間軸をもっともっと長くするんです。そうすることで、時間軸上ではその手前にあるイベントは、潜在意識の上では当然クリアされてしまうんです。
結婚生活十年後の未来を善くしたいのだ!とイメージした人にとって、結婚するということは言わずもがなの前提で、それが叶うかどうかなんてことは全く意識していないでしょ。そんなことは当然成就していて、そこから先の問題を意識しているわけですから。
そうやって潜在意識下で、「結婚していることは当然なんだよね」と考えているから、そのことが難なく現実になるんです。
ですから、例えば歳をとってヨボヨボになった老後の人生を、どのように善きモノにするか?を考えていたら、30代、40代で起こる不幸なイベントは乗り切れると思うんですよ。だってここを乗り切れなければ、老人になれないんですから。
私が数年前から、老後問題を語るようになったのは、そういう意味ですから。自分の老後を真剣に考えることで、それ以前の時間軸で起こる問題をクリアできると潜在意識に伝えるためなんですよ。
そしてエネルギーはそこに届くことをイメージして操作するのです。これもまたひとつの極意なのです。
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