そして、予想したくはないのですが、北アフリカ諸国の地中海を挟んだ対岸にはギリシャ、イタリア、スペインなどの南ヨーロッパ諸国があり、またその近くには、あのトルコがいます。
東アフリカの対岸には中東アラビア諸国が控えており、スーダンとイスラエルの国交樹立をよく思っていない国々も多々存在することから、もしサウジアラビア王国を始めとする各国が介入を試みるようなことがあれば、おそらくもう収拾がつかない事態に発展することになります。
もしそんな事態になり、かつ中東アラビア諸国の情勢まで荒れるようなことがあれば、日本にとっても遠い国々の火事では済まされず、それはエネルギー安全保障の危機をも意味することになりかねません。
最後のほうに書いたドミノ的な影響の伝播は、もしかしたら私の思い違いかもしれませんし、そう願いたいのですが、いつも以上に危機感と懸念を抱いて、今回のスーダン情勢の悪化を感じ、そして調停の準備に入っています。
皆さんはどうお考えになりますか?
国際情勢の裏側、即使えるプロの交渉術、Q&Aなど記事で紹介した以外の内容もたっぷりの島田久仁彦さんメルマガの無料お試し読みはコチラ
image by: Wirestock Creators / Shutterstock.com