つづいて記事は韓国の野党「国民の力」の大統領候補者、尹錫烈(ユン・ソクヨル)氏についても記しています。
保守系野党「国民の力」の大統領候補者は元検事のユン・ソクヨル氏である。
同氏は「中国が韓国からTHAADシステムを撤退させることを求める前に、中国が国境沿いに設置している長距離レーダーを取り除くべきだ」と発言した。
また、韓国の安全保障と外交上の利益は米国と密接に連携しているとし、韓国の外交関係は「強固な韓米同盟の上に築かれるべきだ」と述べた。
【解説】
ユン候補は韓米関係を重視しているようです。
文在寅(ムン・ジェイン)政権の対日政策についても、「韓日関係が存在しているのか疑問に思うほど外交関係が失われている」「韓日関係をあまりに国内政治に引っ張っているのではないか」と批判しています(11月13日、朝日新聞)。
まさにユン候補とイ候補の主張は対照的です。
来年3月、どちらが韓国大統領になるかで日韓関係は天と地ほどの差がでるでしょう。
また現在の米中の熾烈な綱引きの中で世界的にも大きな重要性を持ちます。5年間の任期は韓国と周辺諸国の関係を全く違ったものにする事ができるからです。
このような韓国大統領選の状況、正しく観察しましょう。同時に不当な日本批判に対しては、適切に反論をすべきだと考えます。
(メルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』 11月14日号より一部抜粋)
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