【夢診断】オーケストラの指揮がうまくいかない夢が意味するものは?

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正夢、逆夢、悪夢に吉夢。毎日見ているらしい夢でもすぐに忘れるものもあれば、ずっと覚えているものもあります。印象的な夢を見ると、何か意味があるのではないかと気になりますね。今回、メルマガ『富田隆のお気楽心理学』に寄せられたのは、「オーケストラを指揮する夢」。思ったような演奏にはならずトラブルも発生します。心理学者の富田先生が「休暇を目一杯取ること」を勧めた夢の内容と、それぞれの出来事が示唆するのはどんなことなのでしょうか。

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「指揮する夢」を見ました

Question

shitumon

48歳、バツいちの男性で、企業の管理職です。先日見た夢について、ご意見を伺いたいと存じます。オーケストラを指揮している夢です。ところが、演奏している曲が現代音楽というか、不協和音を通り越して、演奏者それぞれが勝手な音を立てているような状態なのです。それでも、指揮者の私は怒り出すわけでもなく、もっともらしくタクトを振り続けていました。 そして、時々、金管、特にトランペットが調子っぱずれの音を出すので、段々と耐えられなくなり、切れそうになるところをグッとこらえて指揮を続けていました。「そろそろハープの出番だな」と思ってハープ奏者に眼をやると、彼女は自分の楽器を凝視したまま、彫像のようにフリーズしているではありませんか。 なぜか私は、「危ない!ハープの弦が切れる!」と思い、奏者を助けるために指揮台を飛び降り、彼女を抱き上げて舞台の袖に駆け込んでしまいました。客席からはどよめきが聞こえて来ます。しかし、私は彼女を抱えたまま、振り返ることなく、楽屋へと降りて行くのでした。 とても奇妙な夢で、クラシック好きの私が、指揮をしていても、全く喜びを感じませんでした。先生はどのように解釈されますか?

富田隆先生からの回答

オーケストラは、おそらく貴方の精神状態を象徴しています。夢に登場したオーケストラの状態は、「混乱」や「葛藤」「緊張」を表しています。調子っぱずれのトランペットは「怒り」や「攻撃的な感情」を表していて、その原因が何かは、この夢だけでは分かりません。 おそらくは、会社の部下の人たちと上手く行っていないのかも知れませんね。というのも、夢で指揮者という管理職的な役割を選択したのには、ビジネスの現実が反映している可能性が高いと考えれるからです。 ハープという癒し系の楽器の奏者がフリーズしていた、ということは、貴方が今、必要な「休息」も得られずにいることの象徴であり、その弦が切れそうであることは、「極度の緊張」を象徴しています。そして、奏者の女性を助け出した行為は、貴方自身の「魂(アニマ)」の救済を意味しているのではないでしょうか。 オーケストラの混乱を鎮め、美しい和音を取り戻すためには、有給休暇を目いっぱい取り、旅行にでも出かけて、現在のお仕事から一時的に距離を置くことが必要なのかもしれません。

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image by:Igor Bulgarin / Shutterstock.com

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