理由は大きく分けて2つです。
1つ目の理由は……
アメリカという国が「1つの会社の中でも所得格差が大きい」ということ!!
つまり経営者とか経営陣が驚くほどの高額の役員報酬をもらっています!!
例としてAppleのCEO、ティム・クックさんの役員報酬は日本円で……
約290億円です!!!!
TOYOTAの社長、豊田章男(とよた あきお)さんは……
4億4,200万円!
あの世界のTOYOTAの社長さん、4億円しかもらってないんですよ!
でも、このTOYOTAの社長の役員報酬の4億円を見た時……
「高すぎるっ!!」て、叫んでしまうのが日本人の恐ろしさですよね!
「安すぎるっ!!」て、騒いで初めて世界のレベルに合っているんです!
つまり日本にはめちゃくちゃ価値を生み出している社員にも、価値を生み出していない社員にも、同じぐらいの給料を支払っている!!
いわゆる「平等意識」がしっかり根付いちゃってます!
アメリカでは平等ではなくて「公平」です。
価値を生み出している社員には、とてつもなく高い給与を渡す文化になっている。
これが、アメリカと日本の大きな違いです!!
もう1つの理由が……
「パーヘッドの違い」です!!
パーヘッドとは「売上÷従業員の人数」で出ます*\(^o^)/*
要は「一人当たりいくらの売上を上げているか」です*\(^o^)/*
Appleのパーヘッドは、237万ドル。
TOYOTAは、80万ドルです。
だから、3倍ぐらい一人当たりの売上が高いということです!!
売上に対する付加価値もAppleの方が高いということになっています!!
この違いは、ビジネスモデルの違い、なんですよね。
「ファブレス」という言葉があります。
ファブレスとは「工場を持っていないよ」という意味です。
Appleはモノづくりではなく、ソフトウェアで売上利益を獲得しているんです。
それに対してTOYOTAは工場でのモノづくり。
つまり、車で利益を出しているということです。
例えば、車と呼んでいる中でも、テスラの付加価値ってTOYOTAと全然違うんです!!
テスラが生み出しているモノは、車の形をしています。
けどもテスラは、ハードウェアではなくてソフトウェアの価値で車を作っています。
スマートフォンが人を乗せて走っているようなイメージです!!
だから時価総額がいきなりトップ5に入ってくる!!
でも、車を作っているだけでは、そこには太刀打ちできないんです!!
ビジネスモデルの違いも付加価値の差が大きい、ということです。
例えば、Appleと東芝を比べても同じです。
20年前はAppleも東芝も同じ、パソコンを作っている会社でした。
東芝は、その後テレビとか発電機とか家電製品を作る巨大な総合電機メーカーになりました。
でもAppleは、マニアックな信者にしかパソコンを売らない会社になりました。
それが、今やアップルは世界一の時価総額。
東芝は、もはや自力では運営できない会社になったのです。
従業員一人当たりの売上は、東芝はAppleの1/10しかないです。
この東芝の状況をシンプルな言葉でいうと、高い付加価値を作れていない。
なので、従業員一人当たりの付加価値をどうやってあげていくか。
もう、それしかないということです!!
まとめに入っていきます*\(^o^)/*
日本人の賃金はとてつもなく安い!!
これを高めていく方法は……
「従業員一人当たりの付加価値を高めていくしかない」
では、付加価値を上げるとは何かというと……
- 価値の高いプロダクトを生み出す
- 生産性を高める
つまり、もっと短い時間で、もっと少ない人数で同じだけの商品を生み出す。
この2つをしていかないと、もう日本の企業は世界では戦えない。
日本で働いている従業員の収入が上がらない。
そして、社会の物価が上がらない間は生活は困窮しないが豊かさや、未来に対しての明るい展望が描けない。
この、未来に対する展望が描けないと、ますます消費をしなくなる……
すると、ますます経済が停滞していく……
そしてここからさらに賃金が上がらない状態が続き、物価が安いままになっていく……
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