数字だけ見る経営者は失格。トップが軽視しがちな“売上に直結するもの”とは

 

もちろん、それぞれの役職に役割があり、社長には社長の仕事があります。

ただ、規模が小さい時は、社長の興味が、社員の行動に大きな影響を及ぼします。つまり、社長がオペレーションに関して深堀しないと、会社全体の風土としてどうしても「オペレーションはそれなりに…」という感じになってしまうのです。

社長自身が、「こんな接客ができるようならないか?」「もっとお客様への気遣いを強化できないか?」「提供時間、もう少しなんとかならないか?」「生産性を上げるために、この時間帯の人数を1人減らしてできるオペレーションができないか?」とどんどん現場に介入するぐらいでないと、現場のオペレーションレベルは上がらなないのです。

飲食企業が売上を上げるというのは、1店1店の売上を上げることが必要であり、そのためにも、10店舗未満ぐらいまでは、トップがもっと現場の仕事に介入すべきなのです。

そうしないと、結局は会社の売上は上がらないし、規模の拡大なんて到底無理なのです(もちろん、社長の右腕がきちんと育っていれば、その人が中心にやっても構いません)。

これを読んでいる経営者の皆さん。あなたの店のオペレーションの質を上げることをもっと目指しませんか?

社長の関心事が、スタッフの関心事です。社長が先頭に立って、オペレーションの質の向上に力をいれ、「売上を上げる=オペレーションの質の向上」という風土を作り上げていきましょう。

そうすることが、販促費を下げる一番の対策です。

image by: Shutterstock.com

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