当初は政府が発令したロックダウンへの違反容疑でロンドン市警が捜査を始めるとの観測もありましたが、ジョンソン首相の「自分は何ら法令違反などしていない」との強気の姿勢もあり、また、議会でも与党保守党が安定多数を占めていることもあってか、強制的な弾劾決議などには至りそうにありません。
もちろん、ジョンソン首相との間で2人目の赤ん坊を生んだばかりで、「私の夫はファイターです」と公言するキャリー夫人の激励も大きな支えになっているようです。
そうは言っても、「一寸先は闇」というのが政治の世界。
コロナ禍が収まらず、燃料価格を始め物価全体がインフレ傾向にあるため国民の生活が苦しくなる一方であれば、国民の不満がジョンソン首相や保守党にはけ口として向けられるリスクは大きくなるはず。
ぶっちゃけ、自分で自分のことを「Big Dog」と呼んでいるジョンソン首相ですが、動物愛護の活動家として知られるキャリー夫人の救いの手だけでは前途多難と思われます。
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