Netflix版『新聞記者』プロデューサーが森友遺族に謝罪。協力拒否されても「フィクション」理由にドラマ制作強行か

2022.01.27
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by tututu
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森友学園問題をモチーフに文書改ざんにまつわるエピソードをリアルに描写し、大きな話題となっているNetflixで配信中のドラマ『新聞記者』。フィクションとはいえリアリティさが最大のウリだが、実はその裏で同作のプロデューサーが森友事件の遺族に謝罪していたことが明らかになった。

Netflix版『新聞記者』プロデューサーが遺族に謝罪

東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏のベストセラー小説を原作とし、2019年に映画化もされた『新聞記者』。Netflix版では米倉涼子(46)が主演を務め、森友学園問題を題材としている。

各話のエンドクレジットに「実在のものを描写するものではありません」と“一応”の断りを添えているものの、安倍晋三&昭恵夫人が真っ青になるほど詳細に描写。

「私や妻が関係していたということになれば、それはもう私は、それは間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」一一安倍元首相が国会で強気に言い放った答弁がそのまま劇中に登場するなど、かなり攻めたドラマになっている。

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だが実はその陰で、昨年12月27日に同作のプロデューサーが公文書改ざんを強いられた末に自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻、赤木雅子さんと面会し、謝罪していたと文春オンラインが報じた。

記事によると、Netflix版『新聞記者』の制作に向けた話し合いを両者は行っていたが、話を進めていく中で“財務省に散々真実を歪められてきたのに、また真実を歪められかねない”と感じた赤木さんが協力を拒否。溝を解消しようと話し合いを重ねたものの、納得できる形には至らなかったという。

その後、フィクションということも理由に、「赤木さん側の要望をほぼ受け入れずに制作を進めることが一方的にメールで通告された」といい、話し合いは打ち切られたとしている。

撮影が終了し、配信直前という段階になってプロデューサーが赤木さんと面会して謝罪。しかし、赤木さんは「人生を滅茶苦茶にされたあの時と同じ気持ち」として、怒り心頭だと記事は伝えている。

Netflix版『新聞記者』がフィクションであることはたしかだが、誰が見ても森友学園にまつわる文書改ざんにまつわるエピソードをモチーフにしていることは明らか。遺族に対する事前の配慮がなかったことは問題となりそうだ。

ドラマを絶賛していた野党議員たちはどうする?

1月13日から配信されるやいなや反響を呼び、連日ランキングでトップ1を獲得するほどの人気作となったNetflix版『新聞記者』。世界同時配信されていることから、香港や台湾でもランクインするなど、大きな話題となっている。

森友学園問題を扱っているため永田町界隈でも関心が高まり、「おもしろい」「見始めたら止まらない」とツイートする国会議員たちも多い。

文春オンラインの取材では責任のなすり合いのような様相を呈しているが、裏切られた形となった赤木さんの気持ちが晴れることはない。

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人気ドラマの裏側で起きていたさまざまな問題。一連の騒動に、ネット配信の海外ドラマのファンであることを公言していた安倍元首相はどう感じているのだろうか。

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