国民民主“存亡の危機”も。何が玉木代表を危険な賭けに走らせたのか?

 

連立狙いとなれば、国民民主党と小池都知事の関係もがぜん気になってくる。

昨年12月、玉木氏は都庁で小池知事と会い、「都民ファーストの会」との勉強会開催など、連携を深めていくことで合意した。2月28日には、「都民ファーストの会」との共通政策を発表している。

巷では、小池氏を参院選に担ぎ出すのではないかという噂がある。かねてから初の女性総理の座を狙っているといわれてきただけに、参院選への出馬はピンとこないのだが、政界、一寸先は闇である。

ともあれ、本予算案に賛成した玉木代表の行動が危険な賭けであることは間違いない。下手をすれば、国民民主党は与党でも、野党でも、ゆ党でもない存在となり、分裂さえしかねない。目下のところ、玉木氏は岸田首相の曖昧模糊とした“口約束”の履行をひたすら祈るしかなさそうだ。

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image by: 玉木雄一郎 - Home | Facebook

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