岸田首相がインドへ行った本当の理由とは?日本人が知らされない報道の真実

 

【解説】

誰でも予想できるような内容です。ところが、同じ岸田首相のインド訪問についての報道でも香港サウスチャイナモーニングポストには以下のような事が記されています。

インドと日本は現在、安全保障関係を発展させようとしている。首相同士の首脳会談とは別に、インドと日本は定期的に外務大臣と防衛大臣による「2プラス2」会議を開催している。

インド空軍は今年、ロシア製のスホーイSu-30戦闘機部隊を日本に派遣し、石川県の基地から航空自衛隊のF-15イーグル戦闘機と合同演習を行う計画 があると報じられている。

日本の航空自衛隊のパイロットは、将来的に戦闘で出会った場合に備えて、この演習で中国も運用している同機とその能力について理解を深めたい と考えている 。

航空自衛隊は2018年12月に初めてインドでインド空軍の部隊と演習を行ったが、その訓練と翌年の同様の演習はもっぱら輸送とロジスティクスに関わるものであった。

両政府は2020年6月にインドで戦闘機による訓練を実施する予定だったが、コロナウイルスの大流行により2021年7月まで延期された。

インドがもつロシア製の戦闘機と日本の戦闘機を演習で戦わせる、そして中国の運用している同戦闘機の能力を確かめる、なんて計画が2020年にあって今年に延期されたと知っている日本人はどれぐらいいるでしょうか。

実際、こういった軍事関係の報道、大手新聞やTVはほとんどしていないと思います。

こういった報道をすること自体が日本の右傾化を進展させるとの懸念からでしょうか?

軍事がわからないと国際関係が理解できないという部分はあります。賛否は別として、こうった事も報道してほしいと思っています。

海外の人は当然こういった報道を読むでしょうから、日本と世界の世論との間に乖離が生まれます。そういった認識の乖離をなるべく減らすことも報道の役割です。

(この記事はメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』3月20日号の一部抜粋です。この続きをお読みになりたい方はご登録ください。初月無料です)

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大澤 裕この著者の記事一覧

・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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