年金は払い損?運用に失敗している?「年金の誤解」をFPが忖度なしで解説

2022.03.26
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根強く、そしてまことしやかに語られる年金制度に関する負の風聞ですが、そのほとんどは根拠のない噂話にすぎないようです。今回、そんな「年金制度にまつわる誤解」を説いてくださるのは、ファイナンシャルプランナーで『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』などの著書でも知られ、NEO企画代表として数々のベストセラーを手掛ける長尾義弘さん。長尾さんはよく耳にする「制度の破綻」が起こることはなく、また「運用の失敗」「払い損」等々が誤りであることをデータを上げつつ解説しています。

プロフィール:長尾 義弘(ながお・よしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』『定年の教科書』(河出書房新社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)。共著に『金持ち定年、貧乏定年』(実務教育出版)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。

誤解だらけ!「年金」をあてにしても本当に大丈夫なのか?

筆者は、年金についての記事をよくネットなどに書いています。

Yahoo!のコメントランキングに入ることもあります。なにも自慢話ではありません。その内容というのが、「御用記事」「政府のちょうちん記事」「こんなことを書くのは信用ならない」というような、まあっ、ひいき目に見ても褒めているのではなく、ぼっこぼこに叩かれるという感じの批判的なコメントです(「こんな記事を上げると、またどんなことを書かれるのか?」なんて言うからまた叩かれるのでしょうね(汗))。

おおむね叩かれる記事というのは、「年金制度は大丈夫」とか、「年金は繰下げ受給をしよう」という提案内容のものです。

筆者は、とくに政府の肩を持つわけではなく、ただ単に読者にお得な情報を届けたいという気持ちからです。そこで今回は、皆さんが思っている年金の誤解についてお答えしようと思います。

年金制度は崩壊しない?

収入を年金だけに頼っている高齢者の世帯が約50%以上います。もし年金が崩壊するとどうなるかというと、収入がなくなるので、生活保護を申請する人が急激に増えます。年金の財源は社会保険料ですが、生活保護の財源は国が4分の3、地方自治体が4分の1です。もし、そんな事態になった時には、税金の負担が増大しますので、国民もますます大変になるわけですから、政府はまずそんな事態にはならないようにします。

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