旭川凍死事件と八王子市不登校事件。2つのいじめ事件に共通する悪しき習慣

 

中学生、高校生になると、自立心が強くなってきますので、子供に悟られないようにしながら見守っていくという工夫も必要です。何よりも「相談しやすい親」であっていただきたいと思います。

また、この年代になってくると、小学生とは違って、欲しがるものも高価な物になったり、お出かけもかなり遠くまで足を延ばしますし、ちょっとしたことでもかなり大きな問題になることも多くなります

いじめ問題においても、警察沙汰になるようなことも起きやすい年代と言えます。問題は「親が心配する」ことを、子供自身が嫌がることだと言えます。子供たちの成長の証ではあると思いますが、親の心配はつのるばかりです。

子供には、自尊心や自主性を大切にしながら、成長して行って欲しいものです。ですから、ご家庭によっての違いもありますし、どの程度の干渉が適切なのかと気にかけておくことが大切になります。

新しい年度が始まり、親、特にお母さんにとっては心配事が尽きないと思います。

「まかせてまかさず」という言葉もありますように、大切なことは、子供たちの自主性を大切にしながらも、放任することなく、危険な領域に踏み込ませないようにする、

つまり、「守っている」ことを気づかせないで、守ってあげることだと思います。

実際には難しいことだと思いますが、子供たちの1日、1日を見守って行きたいと思います。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

image by: Shutterstock.com

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