核戦争は不可避か。プーチン「怒りの炎」に油を注いだ独首相の発言

 

いろいろな像が見えてくるかと思いますが、それでもやはり武力侵攻に踏み切ったプーチン大統領の選択は支持できるものではないことは確かです。

しかし、ちょっと違った観点から見てみたら、この紛争の“裏側”にあるものが、違って見えてくるのではないでしょうか?

皆さんの多くがウクライナ戦争についての情報に触れる際、ほとんどが日本のメディア経由で映し出される欧米メディアによる情報だと思います。そして、それぞれがインターネット経由で拾ってくる情報を選択的に捉えて描かれ、SNSに掲載された内容かもしれません。

明らかにロシア寄りの国々による報道や情報には同じくバイアスがかかっていますが、もしアクセスができるのであれば、ぜひ見てみてください。同じ状況を逆側から見たらどのように描かれるかが垣間見られるはずです。

そして、お勧めしたいのは、インドのニュースが今回の“戦争”をどう伝えているかを観てみることです。インドの報道機関は、特派員をロシア軍とウクライナ軍両方に帯同させて現地(戦場)から情報を伝えているため、比較的バランスの良い情報が入ってきます。

こうやって観てみると、これまで知ることがなかった内容が入ってきて、きっと混乱されることかと思います。

そこで見えてくるものが本当かどうか、そして信じるに値するか、または信じたいか。それは皆さん次第です。

その事実がどのような内容であっても変わらないのは、ウクライナの一般市民の皆さんが直面する地獄のような悲劇であり、どのような理由があったにせよ、武力行使に踏み切ったプーチン大統領の誤った決断です。

今回、プーチン大統領が描いたチェックリスト上のTo do listの実施は、果たして彼とロシアをどこに連れて行くのでしょうか?

その答えが分かった時、まだこの世界が存在することを切に祈ります。

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