「女子高生ミスコン」でワイセツ行為が横行か。投げ銭と引き換えに裸の写真&肉体関係を要求、実態はただのパパ活という闇

2022.06.06
by たいらひとし
Shinjuku,,Tokyo,,Japan,-,2020,04,9:,Billboard,Ads,For
 

「女子高生ミスコン」の裏側で、中年リスナーが性犯罪を行っていたことが発覚した。金にものを言わせてミスコンを荒らし、女子高生を餌食にする悪質な行為。調べを進めると、そこにはミスコンという名のもとに、知られざる闇深い現実があるようだ。

投げ銭の見返りで女子高生に裸の写真を要求さらに…

女子高生ミスコンの闇告発があったのは、6月3日に配信された暴露系YouTuberコレコレのライブ。コレコレは「ワタナベマホト児童ポルノ写真要求事件」「ストプリななもり不倫騒動」など数々のネット界隈のスキャンダルを暴露してきて、今やネット界の駆け込み寺的存在になっている。

コミュニティアプリ「ミクチャ」では2021年から「日本一かわいい女子高生を決める」というテーマで、「女子高生ミスコン」を開催、今回はその2回目だった。

問題が発覚したのは「第2回シードオーディション」で、この大会で1位になるとシード権を獲得し、予選大会を飛びこえて決勝大会に進むことができるというシステム。勝敗はリスナーからもらうポイントで決定する。

無料で貯められるポイントもあるが、多くは1ポイント=約1円で購入する“投げ銭”だ。つまり、ポイントはファンの数ではなく、“金に余裕のあるファン”がいくら課金するかにかかっている。

今回告発したというAさんは、ライブを頑張っても分厚い壁に阻まれて上位に上がることができなかったようだ。調べてみると、Aさん以外の上位者の全てはと、「じょー」というファンが一律10万Pも課金していることが発覚した。

なんと「第1回シードオーディション」で1位に輝いた子は2位と100万P以上も引き離していたのだ。1位の子に100万円を課金したのも「じょー」だった。(現在は「じょー」は排除され、ポイントも無効になっている)

この「じょー」という人物は運営側も警戒しており、第2回が始まる前に「高額ポイントと引き換えに参加者に無理な要求をしてくるので相手をしないように」と注意喚起していた。

やがてAさんにも「じょー」からのDMが送られてきた。その内容は「1位にするかわりに裸の写真を送れ」というもので、添付されていたのは第1回で1位になった子の上半身裸の画像だったという。Aさんは自力でがんばると「じょー」の申し出を断った。

その配信を見ていたミスコン参加者のBさんが参加し、「投げ銭をもらっても裸の写真は送っていない」と否定したものの、芸能事務所を立ち上げるという「じょー」の言葉に惹かれて、LINEや電話でやりとりしていたことは認めた。

「じょー」に投げ銭をもらった参加者のほとんどは「じょー」と直接連絡をとり、中には直接会って、肉体関係を結ぶ交渉までしていたようだ。

「じょー」は自分が「ミクチャ」上で排除されないように、男子高生ミスターコンの参加者にも投げ銭をして、ミスコン参加者の誹謗中傷を言い、自分が被害者のように装っていた。

翌日、コレコレはツイキャスライブで直接「じょー」と電話で直接対決。「じょー」は始終酔っ払った様子で、容疑を否定し、コレコレを罵倒していた。女子高生側もコレコレとのメールや画像を保存しておくと、自分の落ち度が他人にバレてしまうので、証拠は消していると踏んでいるのか自信満々だった。

しかし、複数の女子高生とのメールのやりとりと画像が証拠として提示されると、急に電話を切って、それきり電話にも出なくなった。

女子高生の1人は6日にも警察に相談に行くという。「じょー」は近日中に児童買春、児童ポルノ等禁止法違反の容疑で逮捕される可能性が高いといえそうだ。

実態はパパ活とほぼ変わらない危険なミスコン

「ミクチャ」では現在様々なミス、ミスターのコンテストが行われている。容姿が問われる以上、ほとんどが顔出しになり、個人情報が特定されやすい。

他のコンテストには特定のファンがいて、女子高生ミスコン以上の高額の投げ銭を行っているようだ。

この中でポイント競争をしていたら、10万、100万などのポイントが“金銭”であるという感覚が麻痺してしまうのもおかしくない。

今回は未成年ということで犯罪行為にあたるとみられるが、成人同士なら規約違反にはなっても、犯罪にはなりにくい。女子高生ミスコンは氷山の一角で、ネットに素顔を出すのは常に危険が伴うことを忘れてはならない。

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