赤松健氏がレトロゲームの合法的保存を推進。「あの名作をもう一度」アーカイブ化で後世に残す

2022.07.14
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by たいらひとし
akamatsuken
 

参院選比例区で全候補者中トップの約52万票を獲得した漫画家の赤松健氏(54)。公約通り、過去に発表されたあらゆるゲームをプレイ可能な状態で保存する取組みに乗り出すと自身のTwitterで発表した。当選してから久浅いものの早速行動を起こそうとする赤松氏。お飾り候補者とは一線を画す有言実行ぶりに、ネットからは期待する声が上がっている。

大ヒット漫画執筆の傍ら表現を守る活動に注力

自他共に認めるゲームマニアの赤松氏はゲーム創世記からあらゆるハードでゲームを楽しんできたという。しかし、時代の変遷で消えていくゲームも多い。

たとえばNintendoやSONYなら過去の復刻版がリリースされるが、既に製造中止のゲーム機やガラケーのゲーム、配信終了のネットゲームは二度とプレイすることはできなかった。

選挙運動中から当選した場合に真っ先にやりたい活動として、「プレイ可能な状態でのゲームの保存」を挙げており、7月12日のツイートでは、デジタルアーカイブ学会の会合に参加し、専門家で選抜チームを編成して乗り出すことになったと発表した。

13日には弁護士や大学教授を交えてのアーカイブの法制化に向けての会合に参加。実現に向けて精力的に活動しているのが伝わる。

そんな赤松氏は1993年に漫画家デビュー以来、少年マガジン(講談社)をメインに活躍。萌えと燃えを両方書ける希有な才能で、「ラブひな」「魔法先生ネギま」などヒット作を連発し、いずれもアニメ化されている。

今年まで「ネギま」の続編である「UQ HOLDER!」を「別冊少年マガジン」で連載していた。

その傍ら、クリエイターを守る活動にも熱心で、漫画家の収益源のために過去漫画を閲覧する「絶版マンガ図書館(現・マンガ図書館Z)」を設立。

児童ポルノ禁止法に漫画・アニメの項目の削除を求めて活動したり、二次創作を自由に行える「同人マーク」を開発したりするなど、表現の自由を守る活動に従事してきた。

支持団体も派閥もないのにトップ当選できたのは、地道な活動実績が、漫画、アニメ、ゲームを愛する若い世代から圧倒的に支持されたからだといえよう。

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赤松氏の圧勝が今後の選挙を変える?

ネットを駆使した選挙活動で、全国から票を集められる全国比例で出馬した戦略が見事にはまった。

NHK党から出馬したガーシーこと東谷義和氏は海外在住のまま28万票を得て、比例選10位で当選。実際に選挙区を回るよりも、比例区の場合はネットで情報発信をした方が有益であるといえそうだ。

アーカイブ保存だけでなく、漫画家兼国会議員として海外に漫画文化を発信したいと語っていた赤松氏。

今回の行動もネットでは赤松氏に賛同する声が多く、若者たちが赤松氏にかける期待は大きいといえるかもしれない。

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