何故このような感情を持ってしまったのか?一見ただの悲劇のヒロイン気取りなのかなと思うかもしれませんが、実はそんな単純ではないのです。これは、DVの被害者とよく似ている思考回路です。
説明すると、相談者は1つだけやってはいけないことをしていました。それは、「仲のいい友達に彼氏が既婚者だったことを相談したこと」です。
これが何故まずかったかというと、一般的に今回の彼氏の行動は誰がどう見ても「この男悪いだろう」となる状況です。それを仲のいい友達に相談してしまうと、十中八九「早く別れなよ!そんな最低な男!」となります。
そのセリフを何度も聞かされた相談者は、苦しむ彼氏を目の前にすると「彼にだっていいところはある。私が守ってあげなくては」こういう思考になるのです。そうなってしまうと、もう自分と彼氏の間に閉じこもってしまうようになり、他人の意見を聞く姿勢は無くなります。
この感情の流れが、DV被害者にも起きていることが多いのです。「私が守らないと」という感情にさせる男は非常に危険ですが、当人からすると甘い夢の中にいさせてくれると勘違いしてしまうので、いくら他人が離れろと言っても聞く術を持ちません。
今回の相談者さんも、既にそのマインドになっていました。現在カウンセリング中ですが、道が険しいのは間違いありません。
もし、周囲にそんな友人がいれば、相手(今回でいう彼氏)をけなす言動は気を付けてください!
この記事の著者・後藤啓佑さんのメルマガ
【関連】犯罪スレスレ。浮気調査だけじゃない、現役探偵が受けた『変わった依頼』ベスト3
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2









