ここで販売しているものの中で、特異と言うのか、笑いを取るためだけに売っているのではないかという商品があります。ソフトクリームのコーンに、生のまるごと玉ねぎをのせただけのものです。
「おっタマげ!ソフト(ハード?)」。ソフトクリームに見立てた玉ねぎです。SNS用として販売しています。
遊び心ですね。
この施設のすぐ近くに、姉妹施設の「うずの丘 大鳴門橋記念館」があります。ここでも、“玉ねぎ推し”でグイグイと迫ってきます。
まず笑ってしまうのが、「玉ねぎカツラ」。玉ねぎのカタチをしたカツラを貸し出していて、それをかぶり、外に設置された大きな玉ねぎオブジェの前で写真を撮るのです。こちらもSNS用フォトスポットです。
次に、「ストリート玉ねぎピアノ」があります。玉ねぎ模様のピアノに、玉ねぎ型椅子が置かれていて、誰でも弾くことができます。
そして、行列になっているのが、「玉ねぎキャッチャー」。玉ねぎを取るクレーンゲームで、玉ねぎをゲットすると、玉ねぎ1.2キロ分がもらえます。
ここまで“玉ねぎ”を推してくるのは、勇気のいることですし、かなりユニークだと言えます。
海のすぐ横なので、海鮮でアピールするのがセオリーなのかもしれません。しかし、敢えて地味な“玉ねぎ”で勝負を仕掛けています。それがかえって注目を浴びることとなり、大成功へと繋がっています。
私が感心するのは、徹底していること。あれもこれもとアピールすることなく、玉ねぎ一本。なかなかできることではありません。
その英断に拍手を送ります。素晴らしいアイデアです。
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