教員らの暴走、校長の嘘。いじめ被害者を迫害する小学校「異常対応」の証拠写真

dt20220915
 

本来なら子供たちを守るはずの学校が、いじめ被害者に対して目と耳を疑うような対応を行っていたことが明らかになりました。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、和歌山県海南市の小学校で起きたにわかに信じがたいいじめ事案を紹介。担任教師の被害児童に対する異常行動を、独自に入手した写真とともに白日の下に晒しています。

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和歌山海南市市立小学校で「重大事態いじめ」

Aさんは現在小学6年生の女子児童である。

実質的には、幼稚園のときから、加害者Bから暴力行為などを受け続けている。しかも、同級生の中には他の被害者も多くいる状態だという。

Aさんの母は、幼稚園の時の暴力行為を話してくれた。

「幼稚園の年中さんのときのことです。娘が靴を履き替えようと座っていると、背後から走って勢いをつけて蹴り倒されました。地面に這いつくばるようになった娘の髪の毛を鷲掴みにして引き起こし、何度もグーで殴ったのです。

幼稚園の担任と私で、止めに入りましたが、暴力を止めず、結局、担任がBを羽交い絞めにして、私が娘を抱きかかえて止めました。

この時の異常な様子は、今でもはっきりと覚えています」

小学生に上がるも学区制であるため、同じ小学校にAさんもBも入学することになる。当然に住んでいる場所も近いため、同じ登校班などになるわけだ。

入学して間もなく、事件はすぐに起きた。

周辺は田んぼが広がり、長閑な田舎風景がひろがるといった地域である。

田んぼには水を引くために用水路がある。入学のシーズンは田植えの時期でもあり、田んぼの水位も流れもあるような状態、用水路にも水が流れている。

この用水路では、すでに事故があり、小学1年生が落ちて骨折をした場所でもあった。

この用水路に、BはAさんらに降りるように脅したのだ。たまたま、Aさんの母親が、この近くを通りかかったため、ランドセルをもって降りるように強要されていたAさんらを引き上げた。

それ以外にも、Bによる被害はAさんのみならず他の児童にもあった。Aさんに限って書けば、「ランドセルを無理矢理開けられ、携帯電話を取り上げられる」「言うことを聞けと怒鳴る」「言い返しても、Bはしつこく言ってくるので、皆言い返すのを止めた」など。

この目撃と救出から、Aさんの母は小学校の担任に、いじめについての報告と対応を求めた。

しかし、その後のBによる暴力行為も強要行為も何も改善されることはなかった。

こうしたことから、Aさんの保護者らは、仕事があるのに、交代で学校の迎えにいくようになったのだ。

しかし、2年生にAさんらが進級しても担任は「迎えに来ているから大丈夫でしょ」と何らの改善策も打たなかった。さらに引継ぎすらされていないことも発覚している。

そして、さらに異常な事態が発生する。

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