MAG2 NEWS MENU

統一教会擁護、爆笑問題・太田光のカルト性と幼児性とは?談志論争で完敗、イキリ芸の裏で“訴訟匂わせ”妻光代に依存べったり

TBS系「サンデー・ジャポン」の番組内で、旧統一教会を擁護して炎上を繰り返している爆笑問題の太田光と、統一教会問題を追求し続けてきたジャーナリストの有田芳生氏とのバトルが加熱している。有田氏が「談志が見たら悲しむ」とツイートすると、猛反発した太田は自身のラジオ番組で「故人を利用して自分の言い分を信じ込ませるのは統一教会のやり方だ」と猛反発。太田の「統一擁護」発言は当面変わりそうにない。

【関連】爆笑問題・太田が統一教会の御用芸人になった理由が判明。有田芳生氏も困惑、サンジャポで自白した「ウソと屁理屈の発信源」とは?

昔の芸風はどこへ?尊敬するレジェンドの思いを踏みにじる太田

2011年に亡くなった故・七代目立川談志(享年75歳)は、師匠のいない爆笑問題にとって「師匠的存在」の落語家で、太田らが不遇時代も応援し続けていた心の支えだった。太田と同じくブラックジョーク好きの談志は、気に入らなければ権力にも観客にも真正面から異議を唱えた。

太田は、その尊敬する師匠の反骨精神を忘れてしまったのだろうか?「桜を見る会」以来、すっかり安倍元首相に取り込まれて、これだけ統一教会による信者の搾取と自民党議員との関与、さらに自民と教会とを結びつけた張本人こそ安倍氏であったことが確かなものになっている現在も、統一教会を「国が認めた宗教団体」としてサンジャポ内で擁護し続けている。

9月25日放送分で太田は、信者の家族が教会から脱会させるために信者本人を「拉致・監禁」したと非難。しかし、それは教会側が一方的に信者の家族を「犯罪者」呼ばわりする際の常套句であり、長年統一教会問題に取り組んで来たジャーナリストの鈴木エイト氏に「保護、説得には合理性があります」と訂正されていた。

笑えないレベルになってきた太田発言

そんな番組の様子を見た、同じく統一教会問題を長年調査し続けているジャーナリストの有田芳生氏がTwitterで、

「太田さん、この発言すっかり統一教会の主張です」

と投稿。

これに対して元統一教会の信者で、教会の実態を内部から知っているジャーナリストの多田文明氏も有田氏に同調して、

「おっしゃる通りです。太田さんとは番組をご一緒したこともあり、発言に対して黙してきましたが、その実情も知らず、安易に教団の言葉に添って発言する決して許されない言葉です。恐らくその場に私がいれば激怒していると思います。それほど元信者や信者を持つ苦しむ家族らの心を追いやる言葉です」

と怒りのツイートを投稿した。

さらに有田氏は保守系雑誌『月刊Hanada』11月号で同誌の編集長である花田紀凱氏が、

「太田君、我々はサタンに負けないから」

と掲載したというギャグについても、

「統一教会が追い込まれたときの発言そのものです。もはや芸能レベルではありません」

と指摘。太田の数々の発言は芸人の度を越しており、もはや笑いようもないレベルで統一教会に擦り寄っていることを強く非難した。

「談志さんなら風刺します」指摘に逆ギレする太田

また、有田氏と同じく統一教会やオウム真理教などのカルト教団を追ってきたジャーナリストの江川紹子氏はTwitterで、太田が統一教会の擁護発言を繰り返すなら、これ以上「サンジャポ」で統一教会を取り上げるべきではないという意見を投稿すると、有田氏がこれを引用リツイートする形で、

「立川談志さんなら、巧みな表現で統一教会を風刺、批判します」

とバッサリ斬ったのである。

【関連】「安倍」応援は晋太郎時代にも。統一教会と清和会の長く深い関係

この投稿に太田の怒りが爆発したのか、自身の出演するTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」では、ネット上などの批判はアドバイスとして全部聞いているとしながら、「談志ならこう言っていたはずと言われても亡くなった人がどう思うかは分からない」などと反論を展開。

「尊敬している人が悲しんでいるよという文脈は、あなたの先祖が苦しんでるよというやり方で誘導する統一教会と同じで、そんな団体を否定している人が口が裂けても言っちゃいけない言葉だ」と、意味不明のロジックで暗に有田氏の発言を批判した。

有田氏が太田の「芸人としての反骨精神のなさ」を皮肉っているのは自明だが、太田は詭弁を弄しているのか、あるいは本当に「統一教会と同じ」と思っているのか。いずれにせよ芸人として“末期症状”にあるのは間違いない。

【関連】統一教会元信者のジャーナリストが辿る、教団内「ダブルしんたろう」の記憶

ジャーナリストの有田芳生氏が2日のサンジャポに出演(追記)

有田芳生氏が、10月2日(日)9:54~放送予定の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演することがわかった。「太田光の発言に異を唱える…有田芳生氏が生出演!ひろゆきも参戦」という内容。有田氏は自身の事務所の公式ツイッターで「視聴される方、出演者のみなさん、よろしくお願いします」としている。番組MCを務める爆笑問題・太田の言動がさらに注目を集めそうだ。(10/2 9:30 更新)

有田氏と太田が直接対決した2日放送のサンジャポで、太田の屁理屈の「元ネタ」が明らかになった。詳しくは『爆笑問題・太田が統一教会の御用芸人になった理由が判明』で読める。(10/3 23:00 更新)

いくら暴言を吐いても光代社長が訴えてくれるので大丈夫?

頑として統一擁護を続ける太田に対して、SNS上では「#太田光をテレビに出すな」のハッシュタグが拡散されるようになった。9月17日の「サンジャポ」内でも、太田の発言が議題に上がり、ひろゆき氏や鈴木紗理奈氏に「話が長い」「発言の準備を」と批判されながらも、太田が反省することはなかった。

ラジオで「全然効いてねえ」と、強気の発言を繰り返す太田だが、これも所属事務所タイタンの社長であり妻の太田光代氏に守られているという幼児的な万能感によるものかもしれない。

【関連】かつては統一教会叩きを煽動していた『月刊Hanada』花田紀凱編集長の見事な“改宗”ぶり

14日、タイタンの公式サイトで光代氏は、「タイタン所属タレントのSNS上での誹謗中傷に対して毅然とした態度をとる」と表明した。光代氏は「弁護士ドットコムニュース」のインタービューでも、「これはけして太田に対する誹謗中傷に対するものではなく、所属タレントを守るものだ」と語っている。

しかし、タイタンの顧問弁護士は、所属タレントでもある橋下徹氏だ。

不用意に太田や橋下氏を批判しようものなら、スラップ訴訟をおこされたり番組出演を拒否されたりと面倒なので、太田批判に対して萎縮してしまう視聴者やメディアもあるだろう。

だからこそ、太田は今日も遠慮なく「統一教会擁護」発言を繰り返しているのかもしれない。

だがそれでも太田批判が止まる気配はない。タイタンが強硬な姿勢を取れば取るほど、ネット民は誹謗中傷の法的リスクを回避しながら、反骨精神を失った太田をこき下ろす“芸”に磨きをかけていくだろう。所属タレントの首を絞めることにならなければいいのだが……。

【関連】統一教会をとことん擁護。自民が重用するエセ保守論客・八木秀次氏のトンデモ論考

【関連】爆笑問題・太田が統一教会と萩生田氏を擁護するウラ事情とは? 金か忖度か逆張りか 著しい“ほんこん化”に「芸人として終わった」の声も

【関連】小林よしのり氏が論破。安倍銃撃を「テロ扱い」エセ保守論客の売国ビジネス

【関連】三浦瑠麗とほんこんが匂わせ大炎上。なぜ壺サーの姫は「女ほんこん」に進化したのか?保守論客の蜜月にネットざわつく

Twitterの反応

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: Khhy, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons, U.S. Air Force photo/Airman 1st Class Brooke P. Beers, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け