安倍晋三を神格化「3万円記念紙幣」の正体。「面影を永久に」何者が画策?

2022.10.06
1310
by たいらひとし
onk20220929
 

世論の声を押し切って強行された安倍元首相の国葬。それに懲りず、今度は「記念紙幣」発行を望む動きがあるとゲンダイDIGITALが報じネットがザワついている。永田町で今、安倍元首相の「功績」を後世に残すため「参万円札(3万円札)」の発行を提案する怪文書が出回っており、その内容が波紋を呼んでいるのだ。

いったい何者?安倍晋三「記念紙幣」を強く提案

問題の怪文書は、「『安倍晋三記念紙幣発行促進国民会議』設立準備委員会」という仰々しい名称の組織が発行元となっている。

文書の日付は安倍元首相の国葬が行われた9月27日。かなり以前から周到に準備されていたのだろうか。

同文書は、安倍氏の国葬を「世界史に残る記念すべき事柄」と称賛。一方で、国葬への抗議は「一部の野党や容共団体に扇動された」ものとした上で、そのような行為に対して「あわれみを禁じない(原文ママ)」と批判している。

さらに、記念紙幣を発行する意義について、「不世出の大政治家であり、国守であられた安倍晋三元総理大臣の面影を永久に後世に伝えるべく、氏の在りし日の面影を挿入した新たな紙幣(参万円札)を発行し、法制度によって、国民の間に永久に通用させることが必要」だと主張している。

日本を分断した国葬が終わったばかりのタイミングで、「国民の間に永久に通用」する記念紙幣発行とは穏やかではない。

露骨に安倍元首相を個人崇拝し、記念紙幣の発行を画策する「国民会議」設立準備委員会とは何者なのか?

【関連】嫌な予感が的中。菅前首相の国葬「弔辞」で飛び出した衝撃の言葉

「記念紙幣」準備団体に2つの可能性

この怪文書を詳しく分析すると、以下のような傾向が見られる。

●何の前触れもなく「共産主義」と戦い始める

●自分たちに敵対する勢力は共産主義者であると決めつける

●「容共」など、言語感覚が冷戦時代でストップしている

●安倍晋三氏を個人崇拝している

●仏教では49日が過ぎると死者の霊を「仏」と表現するのに対して「御霊」という表現を採用している

ここから推測されるのは、この怪文書の発行元が、保守派もしくは統一教会の関連団体である可能性だ。

一つ目の候補は、亡くなった安倍氏を永久顧問にした「保守団結の会」。これは自民党の保守派の勉強会で、現在、衆議院議員の高市早苗氏や古屋圭司氏が顧問となっている。

高市早苗氏と言えば、目下「国葬反対のSNS発信の8割は中国」というデマ情報の発信源と目されている渦中の人物。怪文書の「一部の野党や容共団体に扇動された~」のくだりと完全に芸風が一致しているのだ。

そのため一部では、「高市早苗責任編集」説を推す声も出ているようだ。

【関連】小林よしのり氏が総括。安倍「個人崇拝」国葬で日本が世界に晒した恥

もうひとつの候補は統一教会?

二つ目の候補は、ご存知「統一教会」だ。

仏教では使われない「御霊」という言葉選びや、「保守団結の会」とも共通するむやみやたらと共産主義を敵視する時代錯誤性など、本文書の全体には強い統一教会臭が漂っている。

記念紙幣の額面が「参万円」というのも、「3」という数字に異常にこだわる統一教会を連想させる。

彼らに言わせると、歴史は2000年ごとに繰り返しており、アブラハムが第1の救世主、キリストが第2の救世主、そして第3の救世主が文鮮明なのだという。

国葬の日にちが9月27日に決定したのは、9と27が「3の倍数だから」と疑う声もある。

さらにいえば、令和に改元された「5月1日」は、統一教会の創立記念日だ。これは単なる偶然なのか。普通、改元するなら年度替わりの4月1日が自然だと思うのだが……。

ちなみに、統一教会では亡くなったことを悲しいこととして捉えず、霊界にいくためのお祝いだとして「聖和」と呼んでいる。これは安倍氏が主催していた派閥「清和」会と音が同じだ。

これらの真偽はともかく、統一教会と安倍氏と自民は切ってもきれない関係にあることだけは間違いないようだ。

この「設立趣意書」では、国葬に反対する行為を「破廉恥」と批判しているが、このあたりは若干の三浦瑠麗臭も漂う。

国際政治学者の三浦瑠麗氏といえば、すぐ他人を「はしたない」と批判するので有名だからだ。

もっとも世間では「一番破廉恥だったのは国葬に参列した国際政治学者・三浦瑠麗氏のシースルー喪服だ」と言われている。見たくもない乳を強制的に見せつけられるのはセクハラでしかない。本当にやめてほしいという声が多く上がっている。

【関連】三浦瑠麗とほんこんが匂わせ大炎上。なぜ壺サーの姫は「女ほんこん」に進化したのか?保守論客の蜜月にネットざわつく

安倍晋三記念紙幣でキャッシュレス化が加速か

2000年に生まれ、国民から邪魔者扱いされてきた「弐千円札」は現在、巷ではほとんど流通しておらず、まさに幻のお札といった状態だ。ATMや自販機でも使用できない機種が多く、当時、総理大臣だった故・小渕恵三氏による「負の遺産」状態となっている。

今回の「参万円札」も、安倍元首相が発案したアベノマスク同様、使われないまま倉庫に眠る可能性が高い。

この設立準備委員会は「永遠に安倍氏の面影を後世に伝える」ためと言っているが、参万円札と共に安倍氏の存在も忘れ去られてしまうのではないだろうか。

もっとも、安倍晋三記念紙幣には思わぬメリットもある。この参万円札が市場に出回れば、安倍の顔なんて見たくないという層を中心にお札(現金)を使う人が減り、日本のキャッシュレス化が一気に促進されるはずだ。

【関連】爆笑問題・太田が統一教会の御用芸人になった理由が判明。有田芳生氏も困惑、サンジャポで自白した「ウソと屁理屈の発信源」とは?

print
いま読まれてます

  • 安倍晋三を神格化「3万円記念紙幣」の正体。「面影を永久に」何者が画策?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け