リーダーシップ
経営者には、「リーダーシップ」が必要です。それについては、次の言葉があります。
「リーダーシップは経営の核心である」
経営にはリーダーシップが最も必要だと言うことです。
では、リーダーシップとはどんなことを指すのでしょうか。
「リーダーシップとは、共同の目的を遂げるために、他の人びとをチームに結束させ、自分のリードにしたがうように仕向ける能力である」
分かります。とはいえ、その能力は自然に身に付いているものでしょうか、それとも学んで身につけられるものでしょうか。
H・ジェニーンは、
「リーダーシップを伝授することはできない。それは各自がみずから学ぶものだ」
と言います。つまり、リーダーシップの能力は人から与えられるものではなく、みずから学ぶことによって身につけられるということです。
そして、その学ぶ方法について述べています。
「人は失敗から物事を学ぶのだ。成功から学ぶことはめったにない」
失敗をおそれず挑戦すれば、おのずとリーダーシップが身に付くということでしょう。
リーダーの人間性にも、言及しています。
「リーダーシップの究極的な性質と特色はリーダー自身の内奥の人格と人間性から出てくる」
日頃の経験を通じて、人格と人間性を高めることが必要なのです。
以上、簡単にご紹介しましたが、最後に次の言葉をつけ加えておきます。
「会社を経営するのは、雪の上に字を書くようなものだ。書いた字が消えないようにするには、新しい雪が降り積もるたびに、何度でも根気よく書き直さなくてはならない」
いかがでしょうか。柳井正氏の「経営の教科書」から、ご紹介しました。
この他にも、「経営者と数字との関係」や「自己中心的社員の問題」など、いくつもの気づきがあります。
そして、柳井氏のように「教科書」があることは重要です。もし無ければ、今からでも遅くありません。「運命を変える一冊」を探しましょう、
■今日のツボ■
・優れた経営者には「経営の教科書」がある
・経営理論では経営はできない
・経営とは、誓ったことを成し遂げることである
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