中国の誤算。世界の中心に自らを置いてきた習近平政権の大問題

 

解説

「チップ4」は米国バイデン政権が音頭を取った中国を除いた日本、韓国、台湾と共有する半導体サプライチェーンのネットワークです。

また「D10」とはG7各国にインド、オーストラリア、韓国を加えた民主主義10カ国による枠組みです。現在のG7には日本しかアジアの国がいないので、それにアジア3カ国を加えたのです。

そういった枠組みから中国がはずされているのです。

というか、強大になりすぎた中国への依存を脱するために、そういった枠組みを作ったと言えます。

中国は自分自身の強大さが成長の足かせになる状況になりつつあるのです。

特に私が面白く感じたのは「新しい形の垂直的グローバリゼーション」という言葉です。

正確にどういった意味かはわかりませんが、確かに世界は全体的、水平的に統合されてきているというよりも、ある部分だけが急速にグローバル統合されてきています。

まず局所的なグローバル統合が徐々に全体に広がっていくのでしょう。

いずれにしても中国は巨大になりました。その一方でまだ不安定さも感じます。

その行方は世界へ大きすぎる影響を与えます。世界も中国との付き合い方のバランスを模索しています。 (この記事はメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』11月20日号の一部抜粋です。この続きをお読みになりたい方はご登録ください。初月無料です)

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・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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