2020年の直接対決でトランプ氏を破ったバイデン氏ですが、今月行われたとあるビッグイベントでも「勝利」を収めたようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが、ほんの1週間違いで開かれたバイデン氏の孫娘とトランプ氏の娘の結婚式の模様をリポート。メディアの取り上げ方を見る限りバイデン陣営に軍配が上がったと言わざるを得ないとして、その大きな要因を紹介しています。
この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ
バイデンとトランプは孫と娘の結婚式でも激突!
ぶっちゃけ、2024年の大統領選挙の前哨戦ともいえるビッグイベントが開催されました。
日本では報道されませんでしたが、バイデン大統領の孫娘とトランプ前大統領の娘が豪華な結婚式を挙げたのです。
しかも、11月12日(トランプ)と19日(バイデン)で、ほんの1週間違いでした。
バイデン大統領の場合は、タイのバンコクで開催されていたASEAN首脳会議を途中で抜けて、孫娘のナオミ・バイデンさんの結婚式に参列するためワシントンに飛んで帰ったわけです。
結婚式はホワイトハウスで執り行われました。
一方、トランプ前大統領の娘であるティファニー・トランプさんの挙式会場は「冬のホワイトハウス」と異名を取る、フロリダ州の別荘「マール・ア・ラーゴ」です。
ここは先日、トランプ氏が2024年の大統領選挙に再出馬することを正式に表明した場所に他なりません。
実は、先の中間選挙でバイデン大統領の率いる民主党は、事前の予想を覆し、上院での過半数を維持しました。
そのためか、80歳の誕生日を迎えたばかりのバイデン大統領は上機嫌で、2024年の大統領選挙にも“意欲満々”といわれているほどです。
家族会議を開き、年明けには態度を明らかにすると語っています。
いずれにせよ、2024年に向けて、新旧2人の大統領経験者がしのぎを削っているわけです。
そのことを意識したとしか思えないのが、今回の結婚式でした。
ナオミさんはバイデン大統領にとっては最も年上のお孫さんです。
これまで、バイデン氏の選挙や政治活動に非常に熱心に関わってきました。
彼女が身に着けていたのはラルフローレンの特注のガウンで、アメリカのブランドを象徴するもの。
バイデン氏が大統領就任式で着用していたのもラルフローレンの式服でした。
ティファニーさんのウェディングドレスはレバノン人のデザイナーが仕立てたもの。
というのも彼女の結婚相手はレバノン系アメリカ人であるためです。
3回のお色直しで、参列者を魅了したとのこと。
とはいえ、アメリカのメディアの取り上げ方を見る限りでは、やはりバイデン陣営に軍配が上がったと言わざるを得ません。
何しろ、現職の大統領の孫娘がホワイトハウスで結婚式を挙げたのは、アメリカ史上初めてのこと。
ぶっちゃけ、認知症が疑われるバイデン大統領ですが、満足しているに違いありません。
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