中居正広、病気休養中の“心からありがとう”報道に「感謝しないで…」「訃報みたいで不吉」の声が上がったワケ。二宮和也、堂本兄弟らの真意は?

2022.12.16
by たいらひとし
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2日に年内いっぱい療養することを発表した、元SMAPでタレントの中居正広(50)。9日に本人不在のまま放送されたTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ 中居が後輩たちと喋りすぎて収まりきらなかった未公開SP」では、放送でカットされた中居の後輩であるKinKi KidsやKis-My-Ft2への温かい心づかいが明かされ大反響を呼んだ。しかし、その半面ネット上では「中居があまりに誉められすぎていて不吉だ」「まるで追悼番組」という声も出ている。一体なぜ番組がこのような形になってしまったのだろうか?

「盲腸癌説」「重病説」中居正広に新たな不安?

9日放送の「金スマ」は、2日の前回放送に続いて二宮和也が中居の代理MCを務め、二宮主演の映画「ラーゲリより愛を込めて」の出演者である安田顕、桐谷健太、松坂桃李との対談と、中居とゆかりのあるキンキやキスマイが登場した回でカットされていた「未公開映像」公開という構成だった。

番組では笑いを交えながら、今まで放送されていなかった中居の優しい一面を紹介するエピソードに溢れていたが、ネット掲示板やSNSの一部では、「今、中居がいない金スマで後輩たちが感謝を語るのはしんどい」「些細なエピソードに『ありがとう』っていうのが、訃報みたいで不吉だ」「どうしても『フラグ』に思えてしまう…」など、意外な不安の声が上がっている。

中居は、今年7月に急性虫垂炎で救急車に運ばれ緊急手術を受けた。早々に復帰して仕事を続けていたが、10月には2週続けて生番組「中居正広のキャスターな会」を欠席。3週目には復活したが、その急激な痩せ方が心配されていた。11月には1ヵ月の休養宣言をしたものの、12月2日には期間を延長し、年内いっぱい休養すると発表した。

中居自身は決して病気の名前を明かさない一方、「盲腸癌説」「重病説」など、中居のやつれた写真が公開されるたびに、その激ヤセぶりから根拠のない憶測が囁かれていたのも事実だ。

そんな中居の現状を心配しているファンは多いが、果たしてそれだけで「有名芸能人が亡くなった後のお悔やみ番組みたいで見るのがつらい」といった極端な感想になるものだろうか?

なぜ「まるで訃報みたい」の声が上がったのか

ネット上の不安の声を辿っていくと、以下のスポニチの記事に辿り着いた。

● KinKi Kidsが中居正広に「心からの感謝」伝える 今でも忘れられない「ありがとう」 スポニチ Sponichi Annex

この記事をあらためて見ると、関係者が感謝の言葉を伝えたことを強調するなど、タイトルの構造的には「訃報」が流れた芸能人を追悼する記事に類似しているのは確かだ。

また本文を読むと、堂本光一と堂本剛による「タクシーをありがとう」「服をありがとう」「ライブでありがとう」など、感謝の対象が非常に細かく文字起こしされているのがわかる。そのような日常のほんの些細なことに感謝を捧げているという記事の見せ方が、かえって「ありし日の中居」を偲ぶ“追悼記事”を連想させる面があったのかもしれない。

ネット上では「中居くんも『おいおい』って笑ってそう」という指摘もある。不安がっているネットユーザーは、番組を見ずにスポニチのこの記事の見出しに影響を受けている可能性はないか?

実際の番組内容はどうだったのか、あらためてその中身を検証したところ、意外な事実がわかってきた。

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