世代は違えど天才を語る際に必ず名の挙がるビル・ゲイツとイーロン・マスクの両氏。そんな二人の「いざこざ」が今、大きな話題となっているようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが、世界を代表する大富豪が大喧嘩に至った理由を紹介。さらに読者に対しては、「ある重要な呼びかけ」を記しています。
この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ
大金持ちは喧嘩する?ビル・ゲイツvs.イーロン・マスク
ぶっちゃけ、「金持ち喧嘩せず」との格言は大金持ちにはあてはまらないようです。
例えば、ビル・ゲイツとイーロン・マスクの喧嘩が話題となっています。
ツイッター買収を実現したマスクに対して、ゲイツは事あるごとに喧嘩を売っているからです。
当然、マスクも反撃に精を出しています。
喧嘩の原因は新型コロナ用のワクチンを巡る「フェイクニュース」論争です。
mRNAワクチンを開発、販売するモデルナやファイザーの筆頭株主であり、ワクチン接種を人から動植物にまで拡大しようとしているのがゲイツに他なりません。
しかも昨年は自らが4回のワクチン接種をしていながら、コロナに感染してしまったゲイツですが、「ワクチン接種のお陰で重症化しなかった」とワクチンの効能をアピールしています。
それどころか、ワクチン懐疑派が増えていることに危機感を抱いているようで、「食材にワクチンを埋め込めば、医食同源が期待できる」と、家畜への接種や野菜や果物にもワクチンを注入するように世界保健機関(WHO)へも働きかけを強め始めました。
何しろ、WHOは国連のような国際機関の一部かと思われていますが、民間の営利組織であるため、ゲイツ財団からの資金提供がなければ機能できません。
ゲイツの意向が100%反映されているのです。
そうしたゲイツにとっては「不都合な真実」が、ツイッターはじめSNSの世界では飛び交っています。
そこで、ゲイツはツイッターを買収したマスクに対して、「コロナウイルスの効果を疑わせるような投稿はフェイクニュースだから削除して欲しい」と要請しました。
しかし、表現の自由を縦に、マスクは応じようとしていません。
実は、マスク本人はコロナに感染していないようですが、同じ日の同じ時間帯に同じ医師の下でPCR検査を受けたところ、2回が陽性で2回が陰性との結果に驚いたと述べています。
要は、PCR検査もワクチンも信用していないため、ゲイツの「ワクチン推進論」には与しない姿勢を取っているに違いありません。
そこで、業を煮やしたゲイツは「ツイッターに代わる新たなプラットフォームを立ち上げる」と宣言。
マスクの経営スタイルに反抗し、ツイッターでは辞職者が絶えないこともあり、2,000人のエンジニアを雇用し、ワクチンに関する正しい情報を広めると言うのです。
確かに、ネット上ではワクチン接種に関しての「賛否両論」が渦巻いています。
賛成派にも反対派にも、それぞれ言い分があり、背後には応援団が控えているようです。
いわゆる「陰謀論」を唱える論客も見え隠れします。
いずれにしても、大富豪同士の喧嘩に左右されることなく、自分自身の判断力を高めることに努めたいものです。
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