資金繰りが苦しくなると、公共料金やローンの自動引き落としができなくなることがあります。そんなとき「もう終わりだ、自己破産しかない」と思い詰めてしまう方も少なくありません。しかし、支払いには優先順位があり、正しく対処すれば危機を乗り越えられます。今回のメルマガ『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』では、著者の吉田猫次郎さんが、各種支払いの優先順位と注意すべきポイントをわかりやすく解説します。
たかが自動引き落とし、されど自動引き落とし
お金に困った経験のない人は、公共料金の支払いを口座振替(自動引き落とし)で処理していることが多いと思います。貯金がたっぷりあれば、そのほうがいいでしょう。
しかし、資金繰りに窮してくると、この口座振替がとてもキツく感じます。電気代ウン万円、NTTウン千円、クレジットカードウン万円、家賃ウン万円・・・
そして大変なのが、今までお金に困ったことがないのに、急に資金繰りに窮した場合です。耐性がないので、ちょっと自動引き落としができなくなったくらいで、もう終わりだ、自己破産しかないなどと思い詰めてしまいます。
こういうとき、貧乏している人は強いです。自動引き落としできなくなったくらいの事なら、何度も経験しているからです。経験から学習しているのですね。
ところで、自動引き落としの中にも、優先順位というものがあります。これは多少遅れても大丈夫、これは信用に傷つく、これは利息がつかない、これは遅延損害金が加算される、など。気をつけましょう。
支払いの優先順位を徹底解説!
1 電気代 これは遅れても大きなペナルティはありません。利息もつきません。信用情報(ブラック)にも載りません。引き落としが出来なかった場合、再引落し、またはコンビニ納付が可能です。(但し2か月分以上遅れて電気を止められてしまうと解約扱いになり、復活させるためには延滞分を全額支払わなければならないですし、手続き日数もかかるので、利用停止予告のハガキが来たら無視しないように)
2 固定電話 いわゆるNTTですが、これもおおむね、電気代と同じです。
3 携帯電話 これは注意が必要です。ドコモ、au、ソフトバンク共に、クレジット系の信用情報機関CICに加盟しているので、延滞すると、記録が残り、クレジットやローンに支障をきたします。たとえば、もしあなたが住宅ローンの審査を受ける場合、わずか1回か2回の携帯電話料金延滞歴が残っているだけで、大きく評価が下がり、ローン審査に落ちてしまうことも考えられます。
4 NHK 大きなペナルティはありません。利息もつきません。信用情報にも載りません。督促もやかましくはありません。いっそのこと、長期延滞=利用停止にしてくれればいいと思うのですが、そうはいかないのがNHKです。なかなか解約させてもらえません。延々と、料金の請求が来続けます。
5 諸会費 商工会、組合などの諸会費は、通常、延滞しても利息がつきませんし、信用情報も汚れませんし、そういう意味では無問題です。あとは組合との良好な関係が維持できるかどうかだけだと思います。通常は、やんわりと再請求が来るだけで済むと思います。
この記事の著者・吉田猫次郎さんのメルマガ









