落日の中国「人口85万人減」で“魅力なき国”へ転落、代わりに台頭する国の名は?

 

日本は、インドとの同盟を目指すべき

日本は現在、アメリカとだけ同盟関係にあります。しかし、そのアメリカは、徐々に衰えている。19世紀の覇権国家イギリスは、20世紀徐々に衰退していきました。同じように、20世紀の覇権国家アメリカは、21世紀徐々に衰退していくのです。

日本の同盟国は、「徐々に衰えていく大国」。そこで、安倍元総理は、イギリス、オーストラリアなどとの関係を、「準同盟」レベルまで引き上げました。同盟国は、多いほうがいいのです。

そして、これからの日本にとって最重要国がインドです。日本は、アメリカとの良好な関係を維持しながら、インドとの関係をますます深化させていく必要があります。アメリカは衰えていきますが、インドはますます強くなっていくからです。

そして、中国は、日本と世界の「不安定要因」でありつづけます。

日本は、アメリカ、インド、欧州諸国、オーストラリア、東南アジア諸国などと関係を深め、中国との「バランス・オブ・パワー」維持につとめましょう。

(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2022年1月20日号より一部抜粋)

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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