2.習慣が身に付く
そして、よく言われます。
「一流の選手ほど、きちんと物を片付ける」
日本代表の選手は、超一流の選手ばかりですから、ベンチやロッカーが綺麗に片づけられるのは、当たり前です。
どうして、このような習慣が身に付いているのでしょう。
それは、「しつけ」ばかりではありません。日本には、物を大切にする文化が根付いているからです。無意識のうちに、「物には魂が宿る」と思っているからかもしれません。
それ以外にも、「食べ物を粗末にしてはいけない」とか、「他人に迷惑をかけない」というのも、日本人が持っている文化です。
このような文化で育ったからこそ、侍ジャパンやサムライブルーのような行いにつながったのだと思います。
さて、あなたのお店もこんな文化や習慣に包まれているはずです。ですから、子供の頃からの「しつけ」が身に付いている従業員ばかりでしょう。
そんな皆さんに、今さら「靴を脱いだらそろえるように」「ゴミを見つけたら、すぐに拾うように」などと注意をするのは、気が引けます。
こうした「しつけ」が身に付いていない従業員がいたとしても、大丈夫です。このレベルの習慣は、周りを見ながら身に付いていきます。問題は、もう少しレベルの高い、「良い習慣」です。例えば、
・時間を守る
・人の悪口を言わない
といったことも習慣にする必要があります。これらは、意識をしないと、習慣にまでなりません。
そのためには、良い方法があります。それは、お店の「行動規範」を作ることです。そして、従業員の皆さんの習慣になるくらいに徹底します。