3.行動規範を作る
行動規範は、上から押し付けるものではありません。従業員の皆さんで話し合って決めていきます。
その行動規範が決まったら、それをカードに書いて皆さんに配ると良いです。そして、毎日読み返してもらい、意識をして行動してもらいます。
例えば、こんな行動規範を作ればどうでしょう。
・常に整理整頓を心がけます
・自分から先に挨拶をします
・呼ばれたら返事をします
・時間を守ります
・立ち上がったら椅子を元にもどします
・店の内外をキレイに掃除します
いかがでしょう。これらは社会人として基本的なことばかり。少なくとも、これくらいのことは、習慣にして欲しいものです。
さらに、次のようなことも行動規範としてあげれば、なおさら良いお店になります。
・人の悪口を言いません
・約束は必ず守ります
・何事にも感謝します
・他人の意見をよく聞きます
・素直でいることを心がけます
・常に学び続けます
いかがでしょうか。先ほどの基本的な事柄に比べると、少しむつかしい行動規範です。それでも、これらのことが習慣となる従業員が増えるほど、一流のお店になります。ぜひ皆さんで行動規範を考え、決めましょう。
その時に大切なことがあります。それは、お客様を大切に思いながら考えることです。さらに言えば、社会につながった規範かどうか、世の中につながった規範かどうか、ということを考えると良いでしょう。
良い習慣を身につけて、侍ジャパンやサムライブルーに負けないお店になりましょう。
■今日のツボ■
・日本人は、「しつけ」によって基本となる良い習慣が身に付いている
・従業員により高い「良い習慣」が身に付くことで、一流のお店になる
・皆で考えた行動規範をカードにして、毎日読み返し、実行する
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