具体的なステップ
じゃあ具体的にどういうことかって言うとですね、例えば、新しいお店を立ち上げますというところで、まあ新しいお店のですね、ツイートを考えてもらおうということで、「新しいコーヒーがおいしいカフェを出します。魅力的なツイートへのポストを考えてほしい」みたいな時に、1個だけお願いするのではなく、5個考えてください。とか10個考えてください。ということをお願いするんですよ。そうすると、こんな感じで「コーヒー好きの皆さん、新しいカフェがオープンしました!来ませんか?」みたいな形で、5つ表現されるわけですね。
なんだけど、ここは、ちゃんとGPTは5つ考えてくれって言うと、同じものを5つ並べたらGPTとしては賢くないので、ちゃんといろんなバリエーション持って考えてくれるわけです。
そうすると、この中にどういう工夫があるんだろうってヒントがいっぱい含まれてるわけですね。尾原さん、ヒントも難しくて分かりませんよ、っていう時に、今度何やるかっていうと、じゃあ「この制約条件とステップを教えてください」っていうことを入力するんですね。
そうすると、GPTがこの前の回答を出すために、どういう可能性の絞り方で考えたんですかということを出してくれるわけです。
そうすると、カフェが新しく開店すること、コーヒーがメインの商品であること、Twitterを使って広告すること、といった制約条件だったりとか、思考ステップとしてターゲットの顧客みたいなこととか、カフェの特徴を洗い出すとか、それをキャッチーな表現にして、顧客のニーズにあわしたポストをやっていくという話になるので。
そうすると、制約条件としてコーヒーがメインの商品であることというところが、もし違えば、制約条件として新しく制約を加えていくと、「コーヒーだけでなく、リラックスできるハーブティーも提供してます。」ていう風に加えていくと、また新しいものを提供してくれるんですね。
制約条件そのものを1回GPTが何で想定したかなって聞いちゃって、じゃあこれも足そうってっていう風にプラスアルファでやっていくというやり方もあるし。
一方で、戻ってステップの方が分かりやすくて、ステップって必ず、どういう風に話を考えて、お客さんのどういう風に絞り込むんですかっていう、絞り込むための想定っていう話と
じゃあ、想定をしたら、想定に基づいてきっちり作っていくっていう。想定と作ってくって、この2段階があるんですよね。
そうすると、カフェの特徴や魅力を洗い出すという話があるので、ここで書いてくれてるから、「美味しいコーヒー以外のカフェの特徴や魅力を洗い出してください。ジャンルに分けて、全部で20あげてください。
ていう風に、お願いすると、自分で、結局カフェの魅力ってどういうもんがあるんだろうって、1から考えるよりもですね、こうやってどういう風なカフェの魅力があり得るのかということを、ステップを聞いてそのステップをそのままどんな選択肢があるんですかっていう風に聞けばいいわけですよ。
いっぱい出てきました。なるほどな、ペット同伴OKとかあるのねとか、イベント関係あるのねとか、っていう風に。大事なことは5個ぐらい上げてくださいって言うと、無難な80%ぐらい使えるケースの中で分類を書いてくれて、だいたい10個ぐらいお願いすると。後ろのものになればなるほど、どんどんニッチなことも教えてくれるんですよね。ワーキングスペースとかなるほどね。
そうすると、今度じゃあここで、例えばペット同伴OKっていうのがいいなとか、あとアウトドア系もいいなっていう風にプロンプトに加えて、もう一回作り直してOKです。そういうふうに、まあ要は制約条件っていうか思考ステップっていうことを、やっぱり僕らがゼロから考えようとすると、なんかどうしても答えを探さなきゃいけないっていう風に思っちゃうんですけど、GPT自体がいろんな可能性空間の引き出しを持ってるので、その引き出しっていうのを制約条件っていうことと思考ステップっていうこの2つですね。
この2つをきくことによって、GPTとブレストしていく。こういう風なやり方をやった方が、なにより自分の思考の引き出しが増えていくので、2回目3回目になったり街を歩いて実際カフェを見た時に、GPTってカフェの魅力をこういう風なバリエーションで言ってたから、こういう工夫があるんだなとか、あれ?これ以外にそういう新しい組み合わせあるんじゃないの?みたいなこと思ったら、モバイルでまたGPTに聞いていくと、自分の答えを見つけていくときの解像度がどんどん上がってきますよ。
これは何かっていうと、結局プロセスエコノミーで言っていた、「正解主義から修正主義へ」って話なんですよね。
どうしても僕たち、GPTがすごいから、なんかジグゾーパズルをはめるように、ものすごい複雑条件の中で、最高のプロンプトを作っちゃおうと思うんだけれども。
そうじゃなくて、もうGPT自体がその正解を狭めていく正解の解像度上げていくための引き出しをたくさん持ってるんだから、それを引き出しながら修正って編集をしながら、レゴを組み上げるように、答えを高めていくっていう方がずっとずっと筋がいいですよ。
っていうお話です。ぜひ皆さん、ChatGPTで、こんなぶっきらぼうでいいんです。もうちょっと普段ちょっと思ったこととか、こんなことできたらいいなってことを、5個考えてください。それから思考ステップと制約条件を教えてください。この2つを繰り返していくことをぜひ試してもらえたらです。
というわけで、つながるくらいの未来を楽しみましょう。
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