元SMAPの中居正広と香取慎吾が6年ぶりに共演したことで話題になったフジテレビの新番組『まつもtoなかい』。裏番組『ラストマン-全盲の捜査官-』との視聴率対決も気になるところですが、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、同番組で流れた“あのCM”に衝撃を受けたと話します。
中居・香取とキムタクがまさかの共演?
先週日曜日の夜は、久々にテレビの前に釘付け状態でした。
『ラストマン-全盲の捜査官-』と新番組『まつもtoなかい』が21時から、完全にバッティングしたからです。
第1話で“やっぱり福山と大泉バディは強いな…”と思わせた『ラストマン~』に起死回生を狙う『フジテレビ(以下CX)』がぶつけてきたのは元『SMAP』中居正広と香取慎吾です。
昨年『CX』代取社長になったバラエティ畑出身の港浩一氏と、それと同時に“専務取締役と編成担当”を任された、『SMAP×SMAP』という最高瞬間視聴率が40%目前だった『SMAP』冠番組の立ち上げに携わっていたとされる大多亮氏の暗躍…見えない根回しが透けて見えるようなキャスティングでした。
当然両番組とも生放送ではないし、今では録画機器や見逃し無料配信も充実しているため、ひと昔前のようにブラウン管の前に正座して観る必要もないのですが、オンエア・ライブ鑑賞をどちらにしようか悩んでしまった私です。
そして、それぞれの番組内容と同時に私が気になったのは視聴率でした。
今年の3月12日、準々決勝進出をかけた“WBC オーストラリア戦”とモロ被りした『どうする家康』が予想通り?視聴率を大きくひと桁台にまで下げることがありましたから、第1話に15%近い視聴率を記録した『ラストマン~』に、解散まで…それ以降も紆余曲折ある元『SMAP』メンバー2人の6年ぶりの共演がどんな影響を与えるのかには興味津々でした。
結局、両番組ともじっくり観たい私は両方を録画したのですが、とりあえずライブでは芸能記者として『CX』を観ることにしました。
感想から言います。
観終わった私の胸の中のザワザワ感はしばらく消えませんでした。
番組は録画編集ですから、当然トークでのオンエアできない核心部分はカットされると予想ができましたが、私のザワザワ感は内容ではなく、番組のCM繋ぎにあったのです。
まず『新日本製薬 パーフェクトワン』の『Sexy Zone』中島健人、『パピレス Renta!』の草彅剛、極め付きは何と言っても「木村拓哉です。明日のフジテレビは…」の『風間公親-教場0-』のプロモーションCM…これらの残像がしばらく脳裏から消えないでいました。
SNSでは“変則的だけどSMAP復活に涙が止まらない”といった内容のコメントが溢れていましたが、キムタクのインパクトの強さに思わず私は月曜日、『風間~』を観てしまった程でした。