2.現状理解のための店長とのミーティング
婦人服専門店の店長が現状を正確に把握し、自ら改善点に気づくよう誘導するために、ミーティング等で店長に以下のような質問をしながら、課題抽出と改善方法について話し合いましょう。
(1)「店の現状を説明してもらえますか?」
この質問は、店長が店の業績を評価し、課題を特定し、店の強みと弱みを明確にするのに役立つことがあります。
売上や在庫等の具体的な計数だけでなく、接客業務の中で販売員が顧客や商品について感じていることも改善のポイントになります。
(2)「店がターゲットとしている顧客、市場について、どのように考えていますか?」
この質問は、店長が店舗の顧客層、顧客のニーズと嗜好、そして店舗が彼らにどうすればより良いサービスを提供できるかを考えるのに役立つでしょう。
会社が設定しているターゲットと現場で感じているターゲットは合っているか。あるいは、売上を上げるには、どのようなターゲット設定をすればいいのか、について掘り下げてみましょう。
(3)「店は競合他社とどのように差別化していますか?」
この質問は、店長が店舗独自の価値提案を特定し、それを効果的に顧客に伝えているかどうかを評価するのに役立ちます。
(4)「店はどのように成功を測定していますか?」
この質問は、店長がどのように業績を把握し、改善のための領域を特定するかについて考えるのに役立つことがあります。
(5)「最近、お客様からどのようなフィードバックを受けましたか?」
この質問をすることで、お客様が店をどのように受け止めているかを理解し、繰り返し起こる問題や苦情を特定するために店長を助けることができます。
(6)「どうすれば売上と収益性を向上させることができますか?」
この質問は、店長が店の業績を向上させるためのアイデアや戦略を練るのに役立ちます。
ミーティングでは、店長の回答に積極的に耳を傾け、より深い考察と分析を促すためにフォローアップの質問をすることが重要です。このような質問をすることで、店長は店舗の現状をより深く理解し、改善すべき点を見出すことができます。
この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ









