深刻化する実家の空き家問題。放っておくとこんなにかかるコスト

Hokkaido Province /Japan : June 11  2019 : abandoned house and old style house in JapanHokkaido Province /Japan : June 11 2019 : abandoned house and old style house in Japan
 

今や10人に1人が空き家所有者といわれ、実家の空き家問題は深刻となっています。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、 実家の空き家を有効的に活用する方法が書かれた一冊を紹介しています。

実家を相続するすべての人に⇒『実家の「空き家」超有効活用術』

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実家の「空き家」超有効活用術

三木章裕・著 フォレスト出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、実家の空き家をどう活用するか、プロが指南した注目の一冊。

著者は、収益不動産の経営コンサルタントで、一般社団法人全国古家再生推進協議会顧問の三木章裕(みき・あきひろ)さんです。

空き家は、放置しておくだけで年間コスト50万円以上。

今は、10人に1人が空き家所有者とも言われていますから、この問題、他人事じゃないですよね。

本書では、実家の空き家を、「売る」「使う」「住む」「貸す」の4つに分けて、具体的ノウハウを指南。

著者が実際に関わったケースが詳細に書かれているので、イメージが湧くと思います。

今はまだ関係ないと思っている人も、後からでは対処できないことがあるので、転ばぬ先の杖として読んでおくといいと思います。

本書が面白いのは、単なる相続の話ではなく、空き家を活用して起業をしたり、副業をしたり、面白い活用法を提案している点。

事例も豊富なので、ローカルビジネスのヒントとしても読めると思います。

不動産のプロとして、実感が売却向きなのか、その他活用を考えた方がいいのか、需要予測の視点も提供されているので、興味深く読むことができると思います。

空き家売却に絡む税金問題や、活用を考えた時のリフォーム、マーケティング、その他のノウハウが示されており、思ったよりも踏み込んだ内容でした。

実家の処分は、思い入れや兄弟の干渉、遠隔地を往復することへの煩わしさなどから、後回しにされてしまいがちですが、本書の視点なら、エンターテインメント感覚で楽しむことができると思います。

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