記者の家にまで“嫌がらせ”、卑劣なジャニーズ事務所の自業自得。天国のジャニー喜多川が「絶対にYouを許さない!」と言いかねない現状

 

ジャニーズ事務所が設置した『再発防止特別チーム』は29日、報告記者会見を開き、藤島ジュリー景子社長について「早期退任」を提言、そして故ジャニー喜多川氏の「性嗜好異常」についても認めました。様々な反応がある今回の報告内容を、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんはどう見たのでしょうか?

“性加害”再発防止特別チームの会見を見て、ベテラン芸能記者が考えていた事

故・ジャニー喜多川前社長の“性加害”問題を調査していた『再発防止特別チーム』が昨日、報告記者会見を開きました。

ジャニーズ事務所が設置した『外部専門家による再発防止特別チーム』は“ジャニー氏の性嗜好異常”を公に認めた上で、藤島ジュリー景子社長の早期退任と同族経営の廃止を提言しました。

これは創業以来、60年余り続いた“芸能界におけるジャニーズ王国の終焉”を意味するものと解釈して間違いないでしょう。

おおよそ、その歴史の約半数年、芸能記者を生業としてきた私から言わせていただければ“実にあっけない最後”を迎えたと感じます。

遡れば私が“王国の終焉”とまず感じた時期は、今回の当事者・ジャニーさん急死の2019年夏の頃だったように思います。

大手芸能プロダクション関係者の口から「メリーさん(ジャニー氏の姉でジュリー社長の母。2021年8月逝去)も高齢だし、おそらくジュリーさんが新社長になるんだろうが、ジュリーさんがトップでジャニーズ事務所が存続できるのか…。何年か後には根こそぎ他の芸能プロに移籍するとか、どこかに乗っ取られる事態になってしまうかも」という、当時は“そんなバカな…”と想像も出来なかった話を聞いたことがありました。

この時点では“性加害”問題も、滝沢秀明氏の退社・『TOBE』設立の兆候も気配すら感じられませんでしたが、結果的にこの芸能プロ関係者が予言した“悲しい末路”通りになったということになります。

ジャニーズから自宅に届いた一通の「手紙」

『特別チーム』の会見を見ながら私の脳裏に蘇ったのは、以前私の自宅に送られてきた、同事務所からの抗議文の文面でした。

通常、記事の書き手と芸能プロの“丁々発止”は記事を掲載したメディア媒体を間に入れてやり取りが行われるものですが、この抗議文は何故か私に直接、尚且つ私の自宅というプライベートな空間に送られてきたのです。

どこでどうやって私の自宅の住所を知り得たのかも疑問でしたが、この抗議文が文面作成の担当者及び担当弁護士の名前も無記名な、実に摩訶不思議な文章だったのです。

熱狂的なファンの仕業?とも思ったのですが、文章中に“法的措置も辞さない”と書かれていたことから、ジャニーズ事務所にその真意を伺おうとコンタクトを取ってみたのですが、結局“たらい回し”にされただけで、担当者が誰なのか一向に埒が明きませんでした。

ちなみに抗議された私の記事というのは、木村拓哉に関するものでした。

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