優秀なのに「絶対に採用してはいけない人」って、一体どんな人?

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でも方向性が狂っている人とは、そんなマネジメントの人も含まれるんですよ。ですから、自分が不正をするという話に止まらないんです。部下の不正や問題行動を見過ごしてしまうということも起こるということですよ。これなんかは、マネジメントの人に哲学がないから、つまり

 ■ 私が不正をしているわけじゃないんだから、問題ないよね

って考えちゃうということです。自分が手を下さなくても、マネジメントとしてそれを放置していたら同罪なのだということが分からないんですね。そして哲学がない人って、悪いとは分かっていても、強く注意したり、止めさせたりする気概を持っていないんです。つまり前回書いた「揺らがない哲学」って、自分にだけ適用されるものじゃないんです。自分の周りの人、影響下にある人、全員に厳しく適用させる、その気概を持てるかどうか、そこが哲学なんですよ。

つまりマネジメントに哲学がないと、関係する多くの部署でこのような不正が起こるんですね。むしろ下っ端の人が単独犯で悪さをする方がマシだったりするんです。そして優秀な人というのは、マネジメントに抜擢されやすいわけですから、組織としては本当にヤバいことなんですよ。

他人事としてこういう話を聞くと、「そりゃそうだよね」って思う人が大半なんですが、いざ自分がその立場になったら、どれくらい強く自分の哲学に従って生きられるのかって考えてみて欲しいんですよね。そこでグラッとするようなら、まだあなたには哲学が無いってことですから。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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