大爆死だった森七菜主演『真夏のシンデレラ』はSNSで“あら探し”が大盛況…『VIVANT』の“考察”とは雲泥の差

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フジテレビの月9枠として放送された、森七菜主演のドラマ『真夏のシンデレラ』の視聴率が大爆死だったことが話題になりました。この結果を受けて、森七菜は今後、ドラマ女優としてうまくやっていくことが出来るのでしょうか? 芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、森七菜の未来を憂いながら占います。

『真夏のシンデレラ』大コケ!で心配される森七菜のこれから

森七菜の女優生命を賭けた『真夏のシンデレラ』が、精力的なプロモーションにもかかわらず惨憺たる結果に終わってしまいました。

オンエア前には“夏ドラは『VIVANT』と『真夏の~』の一騎打ち!”なんて勇ましい声がお台場方面から頻繁に聞こえてきたものでしたが、視聴率的には(まだ最終回放送が残っていますが)ほぼほぼWスコアで『VIVANT』の勝利になるでしょうね。

そもそも製作費の規模や出演者たちを見ると、“7月期の連続ドラマ”とした同じ枠で較べるのも間違いなのかもしれませんが、例えて言うならブロードウェイと地方の小劇場といった感じでしょうか。

この作品のクオリティで女優生命を賭けさせられた森がかわいそうに思える位です。

ドラマ業界で作品の視聴率が悪ければ、始まるのが“戦犯”探しで、『真夏の~』で囁かれているのは脚本です。

このドラマの脚本は、昨年『フジテレビヤングシナリオ大賞』を受賞した市東さやか氏のオリジナルでしたが、残念ながらオンエア中から視聴者の反応は尋常ではなかったようです。

森や間宮祥太朗、神尾楓珠他、若手人気役者の群像劇はそれぞれの人物設定からストーリーに関することまで「こんなん、あるわけないじゃん」とか「今時中学生でもしないようなこと…」とSNSでは散々でした。

SNSで“王道のラブストーリー”と拡散していたのが番組関係者だと疑い始めた頃、それでも5%台の視聴率がキープされていたのは、視聴者がドラマを楽しむといったことよりドラマの“あら探し”を楽しむことへ変化したからと分析していた私です。

この楽しみ方がなかったら、『真夏の~』は『Snow Man』目黒蓮主演の『トリリオンゲーム』の後塵を拝していたことだけは間違いない…と。

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