ジュリー氏欠席、飛び交う怒号…“SMAP匂わせ”新社名。ジャニーズ「廃業」壮絶会見の一部始終

2023.10.02
by kousei_saho
Tokyo,,Japan,-,23,September,2021?johnny,And,Associates,Co.,,Ltd.
 

9月7日に開いた記者会見で、藤島ジュリー景子氏の社長退任と東山紀之氏の新社長就任、さらに社名は変更せずに従来どおりのまま存続させていくと発表したジャニーズ事務所。しかし新体制となってからも藤島氏が同社株100%を保有し続けること、性加害を行ったジャニー喜多川氏の名を残すこと等々に関する批判が大きく膨らむばかりか、企業サイドの所属タレントとのCM契約見直し事案が続出するなど、同事務所を取り巻く状況は悪化の一途を辿ることとなった。

このような惨状にあって二度目の会見を余儀なくされたジャニーズ事務所だが、その内容を巡っては「新社名は公募で決定」「岡田准一の退所」などさまざまな憶測が飛び交う事態に。そんな中で10月2日14時から開かれた会見だったが、驚くことに藤島ジュリー景子氏は欠席。東山紀之、井ノ原快彦両氏が二人の弁護士を伴い壇上に姿を表し、まずは東山社長が被害者への謝罪を口にし、井ノ原氏がSNSでの被害者への誹謗中傷を止めるよう求める形で会見がスタートした。

ジャニーズ事務所の新社名「スマイルアップ」にネット騒然

会見開始直後に東山社長はジャニーズ事務所の社名変更とタレントマネジメントや育成からの完全撤退を宣言。新社名はジャニー喜多川氏と完全に決別する決意を示すため「SMILE-UP.(スマイルアップ)」とし、その主要業務を被害者への補償と救済にするとした。

この社名にSNSは騒然。「略して『スマップ』」という書き込みが溢れた。

藤島氏については前回会見の発表同様、100%の株主として関わるとし、その理由を第三者の資本を入れてしまうと自分たちが考える被害者への補償ができなくなるからとの理由を述べた。

続けて東山氏は、「スマイルアップ」とは別の新会社を立ち上げると発表。日本メディアに君臨し続けてきたジャニーズ事務所は解体されることとなった。

新会社について東山氏は、タレント個人やグループと個別に契約を締結するエージェント会社になると説明。社長には自身が、副社長には井ノ原氏が就くとした。新社名については「ファンからの公募により決定」とのことで、会見前の予想通りとなった形だ。

響く怒号に井ノ原氏「落ち着いていきましょう」

その後の質疑応答では、関ジャニ∞、ジャニーズウエストなどのグループ名やジャニーズと名のつく会社の扱いを問われた東山氏は、「愛着はあると思うが変えていくと聞いている。全てジャニーズとつくものはなくなる」と断言。ここでもジャニー喜多川との決別を強調した。

前回の会見で「ジャニーズの名前を残すことでエネルギーやプライドを保ち続ける」としながらも、今般変更する決断をした理由を尋ねられた東山氏は、「その考え方が内向きだった」と素な反省を口にした。さらに自身のセクハラ疑惑を問われると「セクハラしたことはない」ときっぱり言い切った。

その後、「不規則質問」を巡り記者たちの間で怒号が飛び交う展開に。この際には井ノ原氏が記者らに向かい冷静な対応を求めるなど、終始大人の対応を見せたこともネット上では大きな話題となった。

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