ジャニーズが揺れる中『A.B.C-Z』塚田僚一へ飛んだ文春砲に、芸能記者が「ダンプ松本」のグラビアを思い出した訳

 

女性週刊誌の会議で「そこを考えてョ…」と言われた苦い経験

編集や記者、時にはカメラマンが集まり、それぞれ自分の確信できるネタを話し合い、記事への実現化に向けてああだこうだと話し合うのがプラン会議なるものでした。

そこで「誰?それ…」と言われるようなタレント名を出すと「その〇〇の私生活を時間とお金をかけて取材して記事にできたとしても、それで発行部数がどれくらい伸びると思う? そこを考えてョ…」と言われたことを思い出します。

女性週刊誌のそこが、アイドル雑誌やテレビ、映画、演劇専門誌と違うシビアなところなのです。

『週刊文春』の記事を読んでいたら、さらに様々な芸能記者としてのエピソードが蘇ってきました。

今回の同誌は遠く富山県まで足を伸ばす取材になったようで、これが想定された移動かどうかはわかりかねますが、私も現場では何回も、着の身着のままで新幹線や飛行機に乗ることになった経験が思い出されてきました。

財布と携帯だけを手に、ゴールの見えない追跡取材を続ける不安といったら…。

何処まで行くのだろうという期待は、これが恋人や密会現場に辿り着けばそれまでの苦労も不安も吹き飛ぶというものです。

ところが途中でターゲットを見失ったり、移動の理由が仕事以外にないことがわかった時は…全身に疲労感を感じ、地べたにへたり込みたい気持ちになるものです。

聞くところによると、塚田は今後退所の方向に向かい、バラエティタレントとして活動をしていくようです。

少し前、ジャニーズ事務所所属タレントのモノマネで人気の河合郁人が、12月21日をもって退所はしないものの『A.B.C-Z』からは脱退、“40歳でMC番組を持つ”という夢に向かって歩き始めると発表がありました。

こんな現状に、塚田、河合に限らず、同事務所に振り回されている全てのタレントが仕事的にも、プライベートでも幸せになってほしい…と心から思います。

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: ポニーキャニオン「A.B.C-Z」公式プロフィール

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