自民会合で大阪万博工事「残業規制を除外して」発言に批判殺到。国民は激怒「もう中止でいい」「万博なんて維新以外のぞんでない」

2023.10.11
by kousei_saho
ni20231005
 

政権与党だったら何をやっても許されるのか。10日に党本部で会合を開いた、二階俊博衆院議員が本部長を務める自民党の大阪・万博推進本部。その席上、工事の遅れが指摘されているパビリオンの建設について、「時間外労働の上限規制の対象外とするよう求める意見」が自民議員から上がった。朝日新聞デジタルが10日、伝えた。つまりは作業員たちに過酷な残業を強いてでも、万博開幕までに建設を間に合わせろと言うのだ。

朝日新聞デジタルの記事によれば、同様の要望は主催者である日本国際博覧会協会(万博協会)が政府に求めるも、建設業界などから批判を浴びた経緯があるという。

【参考記事】万博のためならルールも破る? 時間外労働の上限があるとパビリオン間に合わず 再来年開催なのに、現地は今

出席議員からは「災害だと思えばいい」との乱暴極まりない意見も

驚くべきは出席した自民議員たちの口から飛び出した意見だ。曰く「超法規的な取り扱いが出来ないのか。工期が短縮できる可能性もある」「災害だと思えばいい」等々、もはや暴論と言っても過言ではない物言いである。これにはSNS上でも批判や嘲笑が相次いだ。




また、会合後に記者団に説明を行った人物が、推進本部事務局長の松川るい衆院議員だったことも火に油を注いでしまった。




どうしてもパビリオンが必要な「維新カジノ万博」

政府は検討自体を否定したというが、これまで幾度となくちゃぶ台返しをやってのけてきた岸田首相のこと、「検討を否定」という見解がいつ見直されるとも限らない。少なくとも、「徹夜で突貫工事をしてでも万博開幕までにパビリオン建設を間に合わせないわけにはいかない」と、未だ昭和脳のままの自民党議員たちが焦りに焦っているのは確かだろう。

そもそも国民のほとんどが大阪・関西万博に期待など持っていない。中止を求める声が多数を占める中、それでも開催したいというのであれば、コンサルタントの永江一石氏が提唱する、3,000の屋台が並ぶ「くいだおれ万博」とするのはいかがか。

【関連】人気コンサルが提言。大阪万博は中止、やるなら「食の万博・大阪食い倒れ」一択で

これならば日本人のみならず、日本食ブームに沸く世界各国からの集客が見込めるのは間違いない。万博誘致を自身の手柄のように語っていた吉村洋文大阪府知事とその周囲の人間に検討を促したいところであるが、彼らの真の目的が「維新カジノ万博」ならば、屋台ではなく何があってもパビリオンという「側」が欲しいというのが本音か。

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