「愛は勝つ」の大ヒットで知られる、歌手・作曲家、シンガーソングライターのKANさん(本名・木村和)が亡くなったことがわかったと17日に、スポニチやNHKなどが報じた。61歳だった。KANさんは今年3月、日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」であることを公表し、闘病中だったが、死因は明らかにされていない。KANさん自身のX(旧ツイッター)も10日前まで更新されており、ネット上には悲しみの声が多く溢れている。
KANさん最後のX投稿
The Beatles
【NOW AND THEN】
(Official Music Video)
やっと観た!やぁ・・・、
いろんなことが素晴らしぎて書き尽くせない。
エンディングも美しいですね。#TheBeatles #NowAndThen #kimurakan— KAN_official (@_kimuraKAN) November 6, 2023
KANさんは、1962年生まれの北海道・札幌出身。1987年に「テレビの中に」でデビューもヒットに恵まれず、90年7月に出したアルバム『野球選手が夢だった』に収録されていた「愛は勝つ」が、大阪のFMラジオ局でのオンエアをきっかけに人気が高まり、通算6枚目のシングルとしてたった1万枚のみ発売。その後、フジ系「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」(山田邦子MCの人気番組)の挿入歌として使われたことでヒットし、200万枚を超えるダブルミリオンを達成した。
私生活では99年に結婚、2001年から音楽活動を休止し、01年からクラシックピアノをいちから勉強するためにフランスへ移住し音楽学校に入学。04年に帰国し、その後は日本国内で音楽活動を続けていた。
突然の訃報に、音楽界、芸能界から哀しみの声が多くあがっている。








