羽生結弦“たった105日の結婚生活”で芸能記者が思い出す、無言で警察署へと向かった「ゆづママ」

 

取材対象者の中には私の身体の一部を掴んだり、目の前で指を突き付けたり、口論を仕掛けてくる人たちもたくさんいますが、羽生の実母の場合は無言で警察に駆け込む…そんな強い意思のようなものを咄嗟に感じました。

親子関係があってもなくても、スーパーやトップが付くアスリートや芸能人たちは、当事者を守るための凛とした強い意思とサポートをしてくれるスタッフ無しでは絶対に育ちませんし、またそういうスタッフが本人の原動力になってもいることを、この実母には改めて思わされました。

羽生の実姉に関しては、仙台で羽生がホームリンクとしている『アイスリンク仙台』でよく話を聞いたものです。

羽生は姉の影響でフィギュアスケートを始めるのですが、姉は弟・結弦の将来のため、早々と現役生活を退き黒子に徹したというエピソードを、スケート教室に参加している子供が終わるのを待っている父兄から聞きました。

スケート関係者たちからは、もし実姉がスケートを続けていたら、五輪とは言わないまでも全日本への出場資格は取れていただろう…とも。

羽生の両親は共働きで姉弟のスケートを支えていましたが、姉は弟の“バラ色の未来”を見据えていたのでしょうか、早々に静かにスケート靴を脱いだ…というわけです。

強い意思を持った凛とした母に育てられた姉ですから、実母同様、何かマイナスになるような事があれば間違いなく体を張って弟を守ろうとするのは容易に想像できます。

離婚に関して、マスコミを非難する人たちや、頑なに隠せば隠すほど追いかけられるのはわかっていたはずという解釈…様々な意見がSNSには寄せられています。

スケート以外の追っかけ取材で得た情報で、一喜一憂してたファンがいたことも事実ですし、“いい加減放っておいてやれよ、そこまでする?”という気持ちを抱えながらプライベートに迫っている記者がいたことも事実です。

今は羽生と、悲しい結末を迎えた御相手の精神状態が、私はただ心配に思っています。

【関連】羽生結弦の祖母「ゆづを叩いてください」の衝撃。妻を紹介せず電撃離婚に苦言…ネットで議論沸騰「お子様すぎる」「マスゴミは祖母に突撃するな」

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:Phantom Kabocha, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

print
いま読まれてます

  • 羽生結弦“たった105日の結婚生活”で芸能記者が思い出す、無言で警察署へと向かった「ゆづママ」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け