異例の「日本に学べ」報道。いま中国の自動車業界ができなくて、日本ができていること

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日本の自動車企業が次々に撤退している中国で、なぜか「今、日本の自動車業界から学べ」という異例の記事が発表されました。日刊で中国の自動車業界情報を配信するメルマガ『CHINA CASE』では今回、その記事内容について紹介。中国の自動車業界は日本から何を学べと言っているのでしょうか?

ちっぽけな国なのに世界で4分の1の自動車生産・販売台数を記録。「日本の自動車業界に学べ」中国メディアが分析

中国自動車情報メディア「汽車公社」が、「日本の自動車業界に学べ」と題する分析記事を発表した。

先日閉幕したジャパンモビリティショーでも「日本車オワコン化」の論調が強い中国現地で、改めて日本に学ぶ、というのは稀有。

数年前にスズキが、2023年には三菱がそれぞれ撤退、マツダやスバルも下火、日産やホンダも販売急減、トヨタでさえも状況が厳しくなっている中国において、中国は何を日本から学ぶべき、としているのか。

ちっぽけな国なのに

全世界のわずか0.2%の国土面積、2%程度の人口にも関わらず、日本は世界で4分の1の自動車生産・販売台数を記録しており、それは2022年、とうとう2000万台の大台に達している、としている。

第二次大戦後、日本は自国の「軽」という世界的に見てもほとんど見られない自動車文化を背景に自動車産業を勃興させてきた、とする。

その後、自動車輸出を加速、オイルショックを契機に、米国での自動車ニーズが省エネに転じると、その圧倒的なエコパフォーマンスによって、米国市場のシェアを獲得。

同時に環境に興味関心が高まった欧州でも同じように日本車が愛されるようになり、1967年には日本国内販売を日本からの世界輸出台数が初めて上回るようになった、と指摘。

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