ではそのいつまで長生きするのかわからないという不確実性の中を生きる上で必要なのは終身の年金でしょう。
それが公的年金です。
いつまで長生きしようが、死ぬまで定期的に年金を支払続けます。
老齢の年金は必ず終身で支払います。
超高齢の現代において、終身で支払ってくれる公的年金は欠かす事はできません。
原則として有期支払か一時金払いである民間と、国が終身で支払う公的年金はどちらが心強いでしょうか。
公的年金は何かこう積立金か何かと勘違いされますが、いつまで長生きするかわかんないからもし思いのほか長生きした場合のための保険に入っているわけです。
保険なんだから、何歳まで生きたら元が取れるか?というよくある議論など意味がありません。
まあ、敢えていうなら貰い始めて10年くらい受給すれば元は取れますが、だからなんなんだって話です。
保険で最も重要なのは、安心感です。
例えば皆さんは車を買ったら必ず自動車保険に入りますよね。
任意保険も非常に重要です。
こういう事故はもし起こったらとんでもない事になるので、その万が一の事態が起こっても安心が欲しいからこれらの保険に入っている。
結局、何の事故も起こさなかったから保険料の払い損だね~、元が取れなかったね~なんて話はしませんよね。
年金もそれと同じです。