メルマガ読者の質問「山本太郎が責められる日本はおかしくないですか?」
Question
(1/12号「3.読者の質問に答えます!」のコーナーより)
能登半島地震で現地入りした山本太郎議員や、元ジャニーズの滝沢秀明さん、三宅健さん、タレントの紗栄子さんなどをSNSで批判する人が多いことにびっくりしました。僕は学生で募金くらいしかできないので、少額ですが近所の募金活動に参加してきました。やってる人はやってない人を責めてないのに、やってない人がやってる人を責める世の中は、なんだか悲しいです。辻野さんはどう思いますか?
辻野さんの回答「その通り、一連の政府対応や山本叩きは意味不明です」
ひょっとして私のX(旧ツイッター)上のやり取りをご覧になったのかもしれませんが、岸田首相始め与野党の党首が防災服をまとって一堂に会し、「連休中に被災地には行かないことを申し合わせた」という報道や野党党首のポストを見て目を疑いました。
現在、私には特に支持している政党があるわけではありませんが、このまったく意味のわからない申し合わせを批判すると共に、既に現地入りしてさまざま情報発信をしていた山本太郎氏にささやかな賛辞を贈るポストをしたら、それに対して、たくさんの「いいね」やリポストだけでなく、たちまち山ほど攻撃的なリプをもらいました。
現地入りしないことを決めたという与野党党首たち。どう言い繕っても異常です。国政政党党首でまともなのは直ちに現地入りしてここにはいない山本太郎氏だけということがわかる映像。 https://t.co/dO5upRCiHQ
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) January 7, 2024
今回、政府や県の初動が悪くて被害の全体像の把握がなかなか進まない中、救えた命も救えなかったという話や災害関連死の増加が懸念されるという話も出ています。
山本氏が、日頃から貧困者への炊き出しや、被災地支援などに体を張って熱心に取り組んできている姿を目にしていますが、今回も真っ先に被災者に寄り添ったのは、彼にとってはただごく自然な行動だったのではないでしょうか。
被災地で振る舞われたカレーを食べたとかで、しつこく山本氏をバッシングする人たちの心情が私にはまるで理解することが出来ませんでした。
別に今に始まったことではありませんが、自分は物陰に潜んでいて何も行動しない人たちが、行動する人達に石を投げつけるような行為に対しては、いつも憤りを感じます。そしてそのような時に思い出すのが、中島みゆきさんの名曲「ファイト!」です。「闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう♪♪」という歌詞が脳裏を巡るのです――
※本記事は有料メルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~』2024年1月12日号の一部抜粋です。このつづきに興味をお持ちの方はこの機会にぜひご登録ください。福岡県北九州市のアドバイザーを務める辻野さんの今週のメインコラム「2.北九州市の活性化について」もすぐに読めます
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image by: 山本太郎Facebook