無類の安倍好き大嘘つき「元NHK 岩田明子」の大罪。虚報の数々を振り返って分かった「これが本物のフェイクニュースだ」

 

岩田明子は嘘吐きか節穴か?「虚報」の歴史

そもそも岩田は、安倍政権時代、政権ヨイショのための虚報をNHKから垂れ流してきた。一部を紹介しよう。

《岩田明子虚報の一例》

●2018年5月
朝鮮半島問題に関する6か国協議に関して、安倍が、ロシア・中国・北朝鮮・韓国・アメリカの「橋渡し役」を担っているなどと伝えた。実際には、安倍は従米の態度でしかなく、蚊帳の外であった。

●2019年6月
イランの最高指導者ハメネイ師との会談について、「安倍総理はトランプ大統領の真意をイランに伝え、イランは安倍総理の助言を重視」と伝えた。実際には、ハメネイ師は、「トランプとメッセージを交換する価値はない。今も今後も返答することは何もない」と述べており、米国の召使いのような安倍に不満を見せていた。しかも、米国は、安倍のイラン訪問中にイランへの新たな制裁措置を発表している。

●2019年7月
韓国を舞台にした電撃的な米朝会談が行われた際、さも安倍が、米朝会談の実現に向けて、裏側で尽力していたかのようなペテン解説を広めた。NHKのほかのニュースでは「日本政府は、米国側から事前に知らされておらず、全く把握していなかった」と配信されていた。

●2019年9月
日露首脳会談について、「そこに居合わせた日本政府の関係者も『まるで日本への島の引き渡しを示唆しているように見えた』と話していました」などと発言し、さも「安倍の尽力で北方領土が戻ってくるかもしれない」というペテン解説を広めた。

岩田明子=国民を騙す売国の徒

決定的に、岩田明子の信頼を崩壊させたのは、安倍銃撃の1年後、『ウェークアップ』(日本テレビ系)に出演した際のことだ。

さんざん「安倍政権に最も食い込んだ記者」として安倍家との蜜月ぶりを隠すこともせず、安倍の飲んでいる薬の名前まで発表していた岩田が、統一協会との関係について「記者時代、私はまったく把握していなかった」「関係性を知ったのは銃撃事件の前夜の最後の電話」などと発言したのだ。

本当に知らなかったのなら、記者として節穴すぎて失格である。

数々の虚報と同じく「事実を知っていたが、黙っていた。国民をだまし、都合の悪い部分を隠す手伝いをしていた」というのが真実だろう。

こんな人間の語る「安倍は裏金を初めて知って、叱責し、やめさせようとしていた」なんて物語は、ウソに決まっている。

この件について、1月15日配信の「NEWSポストセブン」から面白い記事が出ていた。

週刊ポストの記者が、安倍の政治活動を支えてきた元事務所関係者を取材したところ、「安倍事務所では、昔からキックバックの裏金を『もどし』とか、『還付金』と呼んでいました。安倍先生が派閥の会長になるまで知らなかったなんてあり得ません」という証言を得ているのだ。

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