「もう考えてる?検討する?だからいつなんだよ、答えが出るのは?」山本太郎の国会質疑(2024.1.29)
山本代表:災害救助法の運用変更です。現在、援護の期間を数値や日数、いわゆる定量で決めてます。これ自治体や国でそのつど調整するという、これがまずいんですよ。
毎回、被災地、そして被災者を消耗させている。「状態・フェーズを見る、定性で」という規定に変えてほしいんですよ。
さらに支給金額の大幅増額、適用範囲の大幅な拡大、これ明日の閣議で決めていただきたい。ようは政令でできることを言ってます。やっていただけません?どうですか?
岸田首相:え~今回の災害に対して、え~今回の災害特有の事情に配慮して、追加策を考える。これは今、検討を進めてまいります。しかしそれに対して、具体的にどういった全体の対策を用意するのか、先日もパッケージを用意したわけでありますが、それぞれの対策を用意し、総合的に被災者を支援していく。こういった取り決めを進めてまいります。ご指摘の点について、明日すぐやるかどうかとのことですが、政府としましては、様々な対策を全体として地域をどれだけ盛り上げられるか、そういった観点から政策を総合的に判断いたします。
山本代表:「検討する」「考える」、いつまでやってるんですか?もう答えを出してなきゃだめなんですよ。今もすでに、前にあった災害で被災者たちが困ってるんですよ。あなたが総理の間に。
だから明日できることをやってくれって言ってるのに。もう考えてる?検討する?だからいつなんだよ、答えが出るのは?明日出せるんだよ。いかがなんですか?やってくださいよ総理だったら。
岸田首相:え~すでに先週の閣議において、復興のための生活支援パッケージ、取りまとめております。その中に支援のメニュー、これを並べております。これはすでに実行にかかっております……。
日本は本当にこのままでいいのか
ここで時間切れとなりましたが、「政治資金等に関する集中審議」において、「政治資金」に関する質疑に終始した他の議員らと、「政治資金等」の「等」に短い持ち時間をすべて割き、今、助けを求めている被災者たちの声を国会へ届けてくれた「れいわ新選組」の山本太郎代表、どちらが「国民目線」だったのか?
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その答えは一目瞭然だったと思います。
(『きっこのメルマガ』2024年2月7日号より一部抜粋・文中敬称略)
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