税逃れで食うメシは蜜の味?松野氏の裏金グルメ天国
食欲の秋を満喫したであろう22年9月4日から10月11日までの1か月余の間に利用した店舗名と支払金額を収支報告書から抜き出して並べてみる。
- 赤坂にのまえ:22万円
- リストランテサバティーニ青山:38万円
- ケンゾーエステイトワイナリー六本木ヒルズ店:27万円
- 中国飯店富麗華:14万円
- 渡なべ:17万円
- ホテルオークラ東京:38万円
それぞれ何人で飲み食いしたのか知らないが、いずれ劣らぬ名店ばかりで、代金が高額なのもうなずける。
松野氏らが政治の話し合いをするには、ゴージャスな食事と高級酒が欠かせないようだ。
もとの収支報告書に支出計上された会合費は77万円ほどにすぎなかったが、訂正後は622万円に急増した。
松野氏によると、追加された約545万円分の飲食代はすべて裏金でまかなったことになる。
松野氏はキックバックで受け取った現金を衆院議員会館内の事務所で、他の資金とは別に保管していたという。会合によって、その裏金を使うかどうかを判断していたようだ。
たとえば、22年4月8日には4件もの会合を開いているが、そのうちホテルオークラへの6万3120円支出は当初から記載されていたのに、同じ日の▼ニューオータニ14万5320円▼同2万5620円▼東京會舘22万6512円については不記載、つまり裏金が使われていた。