重税にあえぐ国民は、政治家の脱税メシを許さない
物価高騰のなか、確定申告の時期を迎えた一般市民は、1円たりともごまかしのない書類を要求され、税負担を耐え忍ばねばならない。
一方、その税のおかげで、年2000万円をこえる歳費と賞与、1200万円の調査研究広報滞在費を受け取り、都内一等地にある議員宿舎に格安家賃で住み、JRグリーン車、私鉄、バスも乗り放題という恩恵に浴している国会議員たちは、そのうえにパーティー券販売で裏金をつくり、政治活動と称して遊興にふけっている。
検察や国税が動き出してヤバくなれば、怪しげな裏の支出でも、領収書が見つかりましたと言って、収支報告書を訂正し、すべて政治活動に使ったので納税の義務はないとしらばっくれているのだ。
税と社会保障費を足した国民負担率は46.8%にも達している。重税感にあえぐ国民をよそに、税逃れの裏金議員がのうのうと暮らしているのは、健全な民主主義社会の姿ではない。
岸田政権は政倫審に国民の関心を引きつけ、その開催実績をもって問題が解決したかのように見せかける算段だろうが、ゆめゆめ騙されてはならない。
4月に国賓待遇で訪米し上下両院合同会議で演説をすることになった岸田首相が、調子に乗って、解散・総選挙に打って出ることもありうるだろう。
われわれ一般市民にできるのは、裏金議員たちをこれ以上のさばらせないための投票行動をとることである。
この記事の著者・新 恭さんを応援しよう
新 恭さんの最近の記事
- #八王子の恥 萩生田光一が喧伝する「理不尽な話」の仰天中身。政倫審から逃亡、要職にしがみつき“ネオ安倍派”再興狙うか
- 自民の根回し妖怪・森喜朗を討ち取る裏金疑惑。清和会崩壊で放たれた刺客の名は「田崎史郎」ってどういうこと!?
- 自民の本好き妖怪・二階俊博に「巨額脱税」疑惑!特捜部による金丸事件再現&ブタ箱送りエンドの可能性は?
- 故・石井紘基氏を殺したのは“誰の自由”か?自民党政策活動費と特別会計の深い闇
- 櫻井よしこ「大炎上」に見る保守言論の衰退。なぜネトウヨは女教祖を見捨てたか?愛国・韓国・カルト三店方式の限界点
image by: 首相官邸ホームページ









